そーゆーとこツボなのさ

終日もう君に夢中

追記が多すぎて書ききれない曲分析の続き

前回5人の関ジャニ∞に歌って欲しい曲ということで、こちらの記事を書きましたが、思いの外好評でして。

 

皆さんの感想をリサーチしているとどうしても書き足したいことがたくさん出てきて、ちょこちょこ書き足してはいたのですが、あまりにも追記が追記じゃないくらい長くなりそうだったので別の記事としてまとめました。

 


①曲のテイスト分布

前回の記事で、シンセがどうとかアコギがどうとかめっちゃ言ってたけど、せっかくだから楽器とかテイストごとに分布図を作ってみた(私の考察なので信憑性は保証しません)。

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②6人に合っていた曲

今のところ5人が7人の曲を歌ったところは披露されていない。そこでその参考にするために6人のコンサートで今現在唯一円盤化されているGR8ESTを観ていた。そこで感じた6人の関ジャニ∞に合っていたと感じる曲を挙げて傾向を見てみたいと思う。

誰か+渋谷さんになってるところのパートを代わりに誰が歌ってるかを書くときは渋谷さんの代わりに入った人の名前しか書いてません。

 


『オモイダマ』

わりと関ジャニ∞定番っぽい熱い応援曲だけど、伴奏がピアノとアコギメインだったりストリングスも効いていて曲調的には、意外とそんなに関ジャニ∞のシングルらしいシングルって感じではない。

サビも力強い感じもあるけれど、わりと綺麗に、それこそ学生にも歌ってもらえそうなみんなで歌ってる感が結構ある。「lalalala…」というファンと一緒に歌えるパートがあるし。

ただ5人に合う曲に入れなかったのは下に書いた通り渋谷さんのパートをカバーしてるメンバーが錦戸さん村上さん横山さん安田さんと比較的右上なので、6人でちょうど良かった曲かな?と言う印象。

「きっと不安や孤独に襲われることもあるけれど忘れないで君は」→錦戸

「ありがとう大切な人へ」→横山

「その夢に届くまで僕らここにいるよHO」→村上

「オモイダマ今空へ駆け上ったそれはあの太陽より眩しかった」→安田

「限界超え見えた扉破れ今」→横山

 


『BJ』(ワッハッハー、なぐりガキBEAT収録)

ピアノソロで始まるかつ途中まではギターもアコギメインのスローテンポの切ない爽やかな曲。5人でも大丈夫だと思うし、渋谷さんが抜けたところを大山田が歌ってるけど、どちらかというと左下よりは右下かな?というイメージ。錦戸さんが渋谷さんよりは右下寄りだったのでちょうど良かった気がする。

「手を振りいつもの人と別れ静かな電車に揺られ思い描いてた場所と遠く眺め走る」→大倉

「引き裂いた夢から溢れたのはどんな嘘だったろうその傷の全てが優しさに変わる告げようあの頃の僕に」→丸山

大サビフェイク「oh yeah There's nothing to be wrong for me」→安田

 


『Heavenly Psycho』(大阪レイニーブルース、侍唄収録)

こちらも2015ver.は電子ピアノのソロからスタート、そしてトランペットが入ってくる伴奏の音数の少ないスローテンポな曲。途中からテンポアップしてバンドサウンドになった後に村上さん横山さん錦戸さんを中心に声を強くしてるのも、気持ちはめっちゃ分かる。

8人の時から歌ってた曲だけあって、やはり若干7人の時の曲よりは左下に作られているのだと思う。

ただやっぱり特にテンポアップした後、2015ver.は強い声がある程度欲しいなと感じるので、6人がわりとハマってたなと。

5人でやるならワッハッハー収録の初期のHeavenly psychoの方が電子音が目立つので似合うと思う。

「いつも夢に選ばれないまま日が昇り沈んでいく日々」→錦戸

「不安だって分かり合って笑ってたいね」→横山&村上&錦戸

 


『へそまがり』

これ結構意外っていうか、めちゃめちゃ力強い感じだしシンセこそ使われてるもののわりと7人向きのザ・シングル曲だと思ってたから、GR8ESTのをちゃんと聴いて「あれ?意外と良いな」ってなった。

なんせ丸山さんが大活躍してる。元々、特に歌い出しなんかは渋谷さんの癖が前面に出たような渋谷さん色の強いソロだったのに、そこに引っぱられることなく丸山さんのパートになってるなと私は感じた。

6人の『へそまがり』はサビの声の強い人たちとハモりのバランスが良くて良い。

ただ5人だとさすがに弱いかなぁ…?

「立ちはだかる困難に光れヒューマンストーリー」→丸山

「はらり本音じゃ怖くて仕方ねえ」→丸山

 


『ER2』

ロックサウンドでありつつ、電子音も多用されている関ジャニ∞のシングルには中々少なかった曲(まぁ一応エイトレンジャー名義だしね)。

電子音があるとやっぱり特に渋谷さんの声が浮くので6人で披露したver.結構良かったと思う。ただ大倉さん丸山さんに渋谷さんパートを割り振ってるあたりからも、やっぱりある程度強さは欲しいなと思う。

「生きてくことだってタダじゃないんだ暗い未来なんて見たくないんだ」→大倉

「順応性が仇になる瞬間絡まる現状維持スパイラル囲っては拒絶して吹かれりゃ脆くも消えていく不安定な存在」→丸山

 


『がむしゃら行進曲』

明るい応援ソングだけど、歌い出しが全員でのサビスタートだったり、「Ah」で声を順番に重ねていくパートがあったり、チャイムをイメージしたような「WOWOW WOWOW…」といったパートを聴いていても、曲調は全然違うけど必要とされる声の種類は若干オモイダマに似てるかな?と。

やっぱり学校や学生というテーマが入った曲はどうしても合唱っぽいというか、みんなで歌う感じの曲になりやすいんだと思う。

その点で特に誰か一人の声が強い必要もなく、サビも6人の声が綺麗だなと感じた。

「全ては偶然じゃなくて必然だってことを」→丸山

 


『大阪ロマネスク』

そもそもGR8ESTで披露した『大阪ロマネスク』は葉加瀬太郎さん、バリオリニストがアレンジしているのでオーケストラっぽい荘厳な曲調もあって、7人より6人の声に合ってると感じた。人気曲ではあるけど、どちらかというと両A面だった『∞sakaおばちゃんロック』の方がメイン曲だったし、こういう曲調になったのも分かる。

十五祭では初期の方を披露してたけど、そちらもシンセサイザーが効いていて良かった。

サビ自体そんなに力強く歌い上げるという感じでもなく、どちらかというと綺麗に聞かせる感じなので、5人でも大丈夫だと思う。

この曲に関してはシンプルに5人に似合う曲の方に書き忘れただけなので、是非また歌ってください。

「今日も誰かが巡り会う遥か遥か西の街恋をするなら御堂筋から始まるのさ雅なる物語」→全員

「あの日の僕らは笑い合ってた意地とか張ってさ傷つけ合って駆け出した君の背中が消えた梅田駅」→大倉

「難波の庭園好きだったね2人ではしゃいだ観覧車から神戸まで見えたあの日が続くと信じてた」→丸山

大サビフェイク→安田

 


ここからは5人に似合う曲でも挙げたもの。内容が重複するので詳しい理由は是非前回の記事をご覧ください。

 


『Sweet Parade』

この曲めっちゃ村上さんパート増えててビックリしたというか、甘い曲だから丸山さんを増やすかな?と思いきや、って感じだった。

ただ一応最初はバンド曲だったわけで、聴いてみるとやっぱり錦戸さん村上さんの強い声が必要だったんだなと思う。

6人だとこういう感じになったけど、5人でもまた雰囲気の違う『Sweet Parade』が聴けそう。

「嘘も本音も月の明かりだけが知っていればいいさ」→村上

「これで明日も一緒に頑張ろう」→安田

「ファンタジーみたいだけど夢じゃないこの世界が見えなくてもどこかにそっと隠されているさ」→錦戸&村上

 


『今』(JAM収録)

説明割愛。ただ6人の『今』は特に下に書いた丸山さんのパートがめっちゃ良かった。

エイターの中では丸山さんの歌唱力は間違いと認められているけど、世間一般的にはダークホースだと思う。これからもっと魅力が見つかれば良いな。

「彼方に光を感じるよおはようまた会えたほんとさ」→丸山

「君の声思い出したらさぁ時に乗る」→丸山

 


『ひびき』

この曲に関しては、ほんとに7人で歌ってた時は全然パッとしない曲だったけど6人になってむしろ輝きを増した曲だと思う。

この曲のような例があるから私は5人の関ジャニ∞にも迷いなく期待できる。

「眠ってた心ひとつ優しさってどんなだっけでもここに差した光は強く温かく深く」→丸山

「鮮やかな色へと変わった」→村上

 


『涙の答え』

GR8ESTで披露された『涙の答え』ほんとめちゃくちゃ美しいよね。丸山さんのサビ前のパート(上ハモ安田さん)のところ本当にすげえグッとくる。

正直『ひびき』と同じく6人の時には全然パッとしなかったのに…。

あと『ひびき』の「鮮やかな色へと変わった」のところもそうだけど、この手の曲においての村上さん、めっちゃ良い歌い方する。

「君のいない世界の中のひとりぼっちの正解僕らはいつの日か僕と君になっていったんだね」→丸山

「どんなに暗い闇の中でも二人で間違いと戦ったね」錦戸&渋谷(下ハモ丸山)→丸山&村上(下ハモ大倉)

 

 

 

意外と6人に学園ソング?青春ソング?のようなものが似合うってことが分かって面白かった。熱さと爽やかさが同居する感じかな。

でも結局のところ6人に一番合ってる曲は『ここに』だなと感じた。一聴すると7人だった時代のシングルのテイストからそんなに大きくは変わってないんじゃないかと思うけど、どのパートをどう聴いても渋谷さんの声が入る隙はないな、と完ぺきに6人に作られた曲だと感じる。

よく考えたら当たり前なんですよ。6人体制初のシングル曲だから制作側も相当気合入ってるはずだし、それで選ばれたのがたまたまWANIMAという人気バンドの曲だったってだけで。

だから、うん、やっぱり過去の曲をやらざるを得ないと思うけど早く5人の曲を作って欲しいなと改めて感じました。

 


③今後のバンド方針

最初に書いた記事に挙げた曲は、どう考えてもバンド曲が少ない。そもそもバンドサウンド自体が今の5人の声には強すぎて似合わないと思う。

私は全然それでもいいのだけれど、せっかくここまで来たバンドが無かったことになるのは勿体ないし、引き止められるファンは引き止めておきたいし、5人になったからバンドが出来なくなったと思われるのも癪なのでどうすればいいのかを考えてみた。

今後の5人の関ジャニ∞にとってのバンドを考えるにおいて、錦戸さんが残してくれた『crystal』は大きいと思う。

あとはフジテレビのハロウィンイベントで大々的に使われて、MVも作られたにも関わらず、GR8ESTまで日の目を見なかった『Sweet Parade』、そしてアルバムツアーで一度しか披露されていない『夕闇トレイン』もその例の一つ。

これらの共通点はキーボードが美味しい、ってのは表面的な理由で、シンプルに言うと電子音が使われている。

幸いキーボードとトランペットが残ってる。

7人時代は一応いるからパート与えなきゃ仕方ないよねみたいな使われ方してたし、村上担の私ですら別にこれキーボードとパーカッションいらんくない?みたいな時がちょこちょこあった。

実際ドラム、ベース、キーボードの3ピースバンドなんてめちゃくちゃベーシックな形だし、別にバンドを成り立たせるというただ一点において考えるなら、別に3人いればなんの問題もない。

ただ、そういうシンプルなベーシックなバンドサウンドが今の5人の声に合うかと言われれば正直、間違いなく答えはノーだと思う。

しかしそこに音色自在なキーボードが加われば、バンドで演奏できる曲の範囲はかなり広がる。

ついでにピアノとトランペットが加わればジャズも演奏できる。

関ジャニ∞がきちんとした円盤に入れる曲としてジャズ曲をバンドで演奏したことはないはず(だよね?)

そういう方向性に持っていけば、バンド曲のレベルを下げることなく継続できそうだなと。