かなり久しぶりのブログ更新になります。
2月23日の日曜日、関東ではもうすぐ関ジャムがスタートする時間です。
今日の放送では「雨上がりの夜空に」で村上さんがソロでボーカルで務めるらしい。
というわけで、ヒナちゃんの歌について語りたくなったのですが、どういう切り口にしようかな〜と考えてる時に思いついたのが渋谷さんのパート。
GR8ESTおよび十五祭で新たにヒナちゃんに割り振られたパートの中で、結構良いパートがたくさんあった。
せっかくなので、それをランキング形式にしつつ、ヒナちゃんの歌について考えていこうかと。
注意
※書いているのは、関ジャムと吹奏楽で音楽をチラッと齧っただけの素人です
※私はあまり渋谷さんの声が好きではありません
※7人の歌こそ至高という方は、気分を害される可能性があります
※錦戸さんはわりと好きです
※あくまで個人の感想です
①村上さんの歌声
そもそも、村上さんの声をどういう風に私が感じているか、という点からスタートしてみようかと。
まず、特性としてはわりと渋谷さんに似てると思う。
実際にパート割を見ていると、渋谷さんのパートの2番や、同じ役割・ユニゾンパートを与えられていることが多かった。
もちろん大山田や錦戸さんがハモリを担当するから、消去法でという理由もあると思うけど、6人の中では1番特性が似た声だったと思う。
具体的には、
・高音の伸び
・声量
・ザラザラ感
というところに、類似点があったと考えている。
しかし、渋谷さんと村上さんの声を聴き間違えることはほぼ無かった。
どちらかといえばよく出てくるのは、安田さんと丸山さんと村上さんの声がわからない問題。
特性としては渋谷さんに近く、印象としては山田に近い、というのが私の見解。
今回は渋谷さんのパートの中でヒナちゃんが担当したパートのベスト3を決めるので、彼の声と比較して考えていきたいと思う。
まず、ヒナちゃんの声は渋谷さんに比べると、わりと柔らかい。
形のイメージで言うと、丸みを帯びていて他の人の声が乗りやすい感じ。
もちろん他の人よりは強い声ではあるので、相性はあるけど、特に錦戸さんや渋谷さんの声を乗せるという点ではかなり良い声だったと思う。
逆に渋谷さんは尖った声という印象。
もちろん柔らかい表現も出来ることには出来るが、それでも芯の強さは隠しきれない。
そこにはメリットとデメリットが伴う。
まず何より癖の強い声というのは曲を選ぶ。
特にアルバム曲やカップリングには、渋谷さんの声が浮いてるな、イマイチ合ってないなと感じる曲も少なくなかった。
もちろん村上さんにも合わない曲はある。
ただ、渋谷さんが集中特化型だとすれば、村上さんはそれより少しだけオールラウンダー型に近い。
さらにオールラウンダー型に近づくと、丸山さんや安田さんの声になるのだと思う。
続いて、もう一つの特徴は比較的甘い。
甘い声というのは、子供のような無邪気さも出せるし、同時に色気もある。
甘い声に振り切ったメンバーで言うと分かりやすいのは横山さん。丸山さんもかなり甘い。
色気ある声と言えば錦戸さんのハスキーボイスも挙げられるとは思うが、あれは多分ちょっと違うジャンル。
渋谷さんはどちらかというとパンクでロックな辛口声だったと思う。
つまり、村上さんの声はベースとしては力強くザラついた声だが、その中でも甘さと柔らかさを兼ね備えているということになる。
その代わり渋谷さんほどのパンチはない。
②ランキング
とりあえず一気に私の選んだベスト3を見てください。
1位 ひびき
「鮮やかな色へと変わった」
2位 ひとつのうた
「惹かれたのは胸にある熱いものが似ているから きっとそうだろう」
3位 Sweet Parade
「嘘も本音も月の明かりだけが知っていれば良いさ」
正直1位と2位はかなり迷った。
どっちもめちゃくちゃ良い。
なので語れることの多い方を1位にしてみた。
③選んだ理由
・Sweet Parade「嘘も本音も月の明かりだけが知っていれば良いさ」
まずこの曲はフジテレビの主催するハロウィンイベントのテーマソングに使われた曲である。
そのため、イントロも電子音から始まり、遊園地やカーニバルのような雰囲気で、いつものエイトの曲の系統とは少し違う。
スイートなパラダイスという題名の通り甘い・明るい・楽しい曲だと感じられる。
憶測でしかないけど、タイアップのことも考えると、もしこれが今の関ジャニ∞および6人の関ジャニ∞で出した曲だったら、シングル両A面にされてもおかしくなかったと思う。
渋谷さんの声は良い意味でも悪い意味でも癖が強い。
なので、7人の時は渋谷さんを中心にせざるを得なかった面もあると思っている。
そしてこの曲は、それには少し甘すぎた。
歌詞も「ちょうだい」や「知っていればいいさ」「知ってるんだ」「奇跡だね」など、子どもっぽい語尾が多い。
これは私の解釈になるが、恐らく歌の主人公は子どもではなく、子供心を持つ大人であり、ハロウィンというイベントの中で童心を蘇らせる大人なのではないかと思っている。
さて、ここからじっくりパートの中身を考えていこうと思う。
「嘘も本音も月の明かりだけが知っていればいいさ」
というのは、その前後の歌詞も含めて考えると、童心に戻る前の大人の心情だと思う。
そして下降系のメロディラインで、最後のところで落ち着く。
そんなパートに、明るく柔らかいが、低音部分は落ち着いた印象のある声の出る村上さんはかなりマッチしていると感じた。
大人っぽさと子どもっぽさの両面を上手く織り混ぜて出せていたと思う。
ちなみにこの曲の同じく元渋谷さんパート「ファンタジーみたいだけど夢じゃない世界が見えなくてもどこかにそっと隠されているさ」を錦戸さんと村上さんで歌ってたのもかなり良かった。
錦戸さんはハスキーな声と村上さんの声が合わさると、2人とも癖が強めなのに、優しさが出る面白い組み合わせだったなぁと思う。
多分2人ともの声の尖っている部分を、お互いが覆うような声だったのかなと。
他にもオモイダマの「その夢に届くまで僕らここにいるよ」や、ひとつのうたの「君住む街に向かうバスで口ずさむ」など、錦戸さんと村上さんのパートは結構あった。
どれもめちゃくちゃ好きだったなぁ。
・ひとつのうた
「惹かれたのは胸にある熱いものが似ているからきっとそうだろう」
まさか落ちサビの1番美味しいところを自担が歌うなんて、とめちゃくちゃ驚いたこのパート。
ヒナちゃんの低音域での優しさと、高音域での伸びが存分に発揮されていると感じた。
まずこのパート、結構音程を当てるのが大変。
最初の2音がオクターブ差になっていて、普通に歌うと低い方の1音目「ひ」が疎かになりやすい。
しかも「ひ」というのは子音がH、母音がIで構成されていて、実際に発音してみると分かると思うが、強く出しにくい音になっている。
そこを流すことなくしっかり押さえつつ、そのあとのオクターブの跳躍がミスなく綺麗に出てるところに、ヒナちゃんの成長っぷりをひしひしと感じた。
しかもたまたまライブ映像化された時が良かったのではなく、何回か参戦したが、毎回安定したクオリティを出せていた。
ヒナちゃんの凄いところには、MCでも言及されていたが、毎回クオリティを変えずに歌えるところというのもある。
そして「惹かれた"のは"」の部分や、「似ている"から"」の部分、語尾の歌い方がめちゃくちゃ良い。
まず「は」はかなり息多めで優しく置くような歌い方、「から」も丁寧に優しく歌われているのが、すっごい好き。
もう一つヒナちゃんの凄いポイント。
ヒナちゃんは得意な音域がめちゃくちゃ広い。
高音の伸びはもちろんだが、低い部分でも声量をほぼ落とさずに、力まずに優しく出せる。
特に最近、力を抜く技術が上がってきてるように感じる。
もともとパワーのあったヒナちゃんの声だが、それをあえて抑えるテクニックを身につけることで、表現力が豊かになった。
このパートは、そんなヒナちゃんの音域の広さが堪能できる詰まっています。
・ひびき「鮮やかな色へと変わった」
何度もブログには書いているが、GR8ESTの「ひびき」と「涙の答え」はめちゃくちゃ良かった。
今まではパッとしない方のシングル曲、という印象だったのに、6人の歌うこの2曲はとてもドラマチックでハモリが美しく、心に響く名シングルになっていた。
まずこの曲は、暗くはないが、かなりしっとりとした落ち着いたテンポの曲。
歌詞の主人公の心情が、大切な人を通して暗いところから明るいところへ変化していく、というのがざっくりした流れだと思う。
「鮮やかな色へと変わった」というのは、2番サビ前のパートだ。ちなみに、1番のサビ前に当たるのは「それでもまた不器用なくらい求めてる」である。
前者は完了形、後者は現在進行形になっていて、変化の途中なのか変化の完了後なのかという違いだ。
つまり1番は明るくなっていく最中だが、2番はそこで明るくなった、と考えられる。
実際、2番のABメロの伴奏は1番よりも軽やかな雰囲気になっている。
「傷だと思ってた過去も」錦戸
「遠回りだと思ってた道も」安田
「その全てがモノクロから」大倉・横山
「鮮やかな色へと変わった」村上(丸山ハモ)
6人の声の中で、1番明るい雰囲気を持っているのは村上さんの声だと思う。
「鮮やかな色へと変わった」というパートでの村上さんの声を聞くと、本当に世界が鮮やかに変わっていくような感じがする。
明るく開けていくような印象を強く与えるパートだ。
もちろん、パンチという点では渋谷さんの方があった。
ただ正直、曲のテイストをぶち壊していないか否かで聞かれると、結構微妙なところだったと思う。
このパートの手前、「その全てがモノクロから」というパートは大倉さんと横山さんが歌っているが、2人にとっては少しキツイと思われる高めの音域のパートになっている。
それが良い方へ向かうために足掻いてもがいてる感じが出ていてまた良いのだが、その後に低音から高音まで安定して出る村上さんのパートが来ることによって、モノクロからの変化を効果的に感じさせるのだ。
というわけで、鮮やかで明るいながらも、優しい曲の雰囲気を失わせないこのパートが、私の中でのベストになりました。
④最後に
「すばるくんがいなくなったからエイトの歌は〜」というやつにマジで辟易としている。
アンチとか、知ったかぶりならまだマシ。
むしろ5人のことが好きだと言ってるくせに、「5人の歌は好きだけど〜」みたいな前置きつけて、「でもやっぱり」みたいなこと言ってるヤツが1番腹立つ。
お前は耳をどこに付けてるんや。
そもそも15年間で積み重ねてきた曲、全てをひっくるめて「エイトの曲は」とひとまとめにして、たかだかひと画面どころか、140字くらいの文字数で語れるはずがあろうか。
もちろん、渋谷さんの声があった方が良い曲もあるのは否定しない。
そして同時に、既存の曲であっても、5人の方が良い曲もある。
「でもやっぱり」でひとまとめにして語れるほど、エイトの今までやってきた曲の数は少なくない。
私は今まで通りの曲を、今まで通りのやり方でやってくれとは思わない。
曲のテイストが変化することで去っていくファンはいるかもしれないが、現状に甘んじて停滞して馴れ合うより、より良いものを求めていく姿勢の方が素敵だと思う。
そんな中で行うツアーのタイトルが「UPDATE」だったことは、まだまだ諦めてない彼らの姿勢を感じた。
UPDATE後の関ジャニ∞の姿が早く見たい。
そして、その良さがたくさんの人に広まりますように。