そーゆーとこツボなのさ

終日もう君に夢中

あなたの村上さんはどこから?アンケート集計

先日、「あなたの村上さんはどこから?」と銘打って、村上担の方約300名以上に村上担になったきっかけをお聞きしました。

・ファンになった時期・その推移

・どこから来たファンが多いのか

・きっかけになったジャンル

・きっかけの中での頻出ワードランキング

・時期ごとにきっかけを比較

この5つを私の考察を添えながら見ていきたいと思います。

もちろんTwitterで私がアンケートを募ったため、多少の偏りはあると思います。

その辺を理解しつつ、お楽しみください。

 

①ファンになった時期・その推移

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特徴

・右肩上がり

・2010年以降急増

・14年〜16年の落ち込み

・18年の落ち込み

 

まずはファンになったのが何年なのかをお聞きしました。私のミスで1998年の選択肢が抜けておりました。申し訳ありません。

 

まずグラフを見ていただければ分かる通り、基本的には右肩上がりです。

そしてグラフは2010年以降急増しています。

2010年といえば冒険JAPAN関ジャニ∞MAPの放送が始まったり、DEROが放送されたり、コンサートとしては8UPPERSがあった年になります。

 

途中から急増し、右肩上がりという傾向に関しては予想した通りでした。

そもそもその時期に落ちたファンの数というのは減ることはあっても増えることは基本ないので。

最新の2019年が最も多かったということは、今もファンの数が安定しているということだと思います。

 

その中で特異なのは2014年から2016年にかけての減少だと思います。

この時期は関ジャニ∞としてはかなり順調だったはずなので、他のメンバーのファンの方にアンケートを取ってみなければ正確には分かりませんが、新規のエイターではなく新規の村上担が入らなかった年なのではないかと考えています。

確かにその時期は夜ふかし全盛期に加えてあの地獄のソロユニットメドレーのあった関ジャニズムがあったり、なぜか自担だけ団扇をちゃんとしたものを作ってもらえない元気コンだったり、番組やグループ内、ファンからの村上いじりも酷く、マトモなソロユニットもほとんどない状態だった時期だったので、納得っちゃ納得ですけどね。

 

続いて2018年ですが、ここに関しては上の3年間とは逆に新規のエイター自体が2017年と比較しても少なかったのかなと思います。

ベストアルバムやツアーこそあったものの、目立った一般向けの動きはなかったですし、シングルもタイアップではなく、2017年に比べると外向けの新規仕事が減っていたのかなと。

また、減っていたといっても2017年に急増した後、2013年くらいの水準に戻ったレベルなのでそれほど注目するところでもないのかなと思いました。

 

②どこから来たファンが多いのか

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特徴

・5割弱がメンバー内

・8割近くがジャニーズ内

 

メンバー内に関しては、私もそうだったのですが、担降りというよりはしばらく迷った結果村上担になったみたいなパターンが多いようです。

初めに関ジャニ∞を好きになり、最初は別のメンバーが気になっていたが、村上さんに落ち着いた、ということが結構あるようです。

また、メンバー内では錦戸さんが最も多く、次いで大倉さん安田さんという順になっています。

これは何も2019年に限った傾向ではないので、渋谷さんにも言えることですが、脱退は多少の影響はあれど全体の数字に対する影響は少ないようです。

恐らく上のパターン、つまり関ジャニ∞を好きになって最初に気になったのがその3人の誰かということが多く、それから村上さんに移動したパターンが多いのでしょう。

 

さらに関ジャニ∞も含めるとジャニーズ内からの移動がほとんどを占めました。

やっぱり一度ジャニーズ沼に入ると交流も多いですし、別の沼への移動が気軽という面はあると思います。

グループや個人名を書いていただいていたのですが、特段このグループからの移動が多いという傾向は無かったので「ジャニーズ」としてまとめさせていただきました。

 

他のジャンルからについては、俳優畑からの移動が少しだけ他に比べると多かったというだけで、これが村上さんだけに見られる傾向なのかは分からなかったため、ここに関しては他のメンバーのファンの傾向も見る必要があると思いました。

 

③きっかけになったジャンル

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予想通りですが、全体としてはバラエティ番組からが最も多く、次いで音楽番組、そしてコンサートやDVDという結果になりました。

ここ数年はTwitterでのファンの投稿やモーメントから好きになった方、ネットにアップされた動画がきっかけとなった方も多くいましたが、累計としてはバラエティが圧倒的なようです。

音楽番組にはもちろん音楽特番やMステも含まれますが、関ジャムも含まれているのでそこが伸びた理由かと。

 

もちろんバラエティ番組で直接ファンになった方も多くいらっしゃいましたが、バラエティ番組で気になり、音楽面・ダンスなどを見て落ちるというパターンが村上担の一つテンプレートになっているようです。

コンサートやDVDは余程のことがない限り全く関ジャニ∞に興味のない方の目に触れることはないと思うので、その点でやはり著作権の問題はあるにしても、ネットでコンサートの動画が目に触れたりする機会があることは強いようです。

もう少し気軽に、そして公式をきちんと通す形で一般の方がコンサート映像に触れられるきっかけがあればいいのになと思いました。

民放キー局は今やほとんどオンデマンドサービスを提供してるので、そこにクロニクルなんかが流せるようになると強いのですが…。

 

もう少し詳しく内訳を見ていきます。

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きっかけの中で出てきた単語をまとめてみました。

ツアータイトルについてはアルバムなどがきっかけになった場合ときちんと分けることが困難だったため、アルバムきっかけの場合も含んでいます。そのため、「FIGHT」はツアーもアルバムタイトルで統一しました。

イフオアはIからXまでの全てを含みます。

 

圧倒的な一位は夜ふかしでしたが、ついでクロニクル、ツアータイトル一位が十祭、そして4位に「ねぇ」が食い込んできました。

シンデレラガールや英会話伝言ゲーム、一蓮托生やヨコヒナなど、インターネットでバズったことがきっかけになったパターンでは具体的な部分に表が集中するのでこういったランキングに入りやすいという側面はあると思います。

しかし、それにしても本来村上さんの曲でない曲が、tornも含めて3つランクインしたのはすごいなと思いました。しかも全曲ダンス。もっと踊ろうぜ。

十祭に関してはほとんどtornとセットでした。同じく8ESTはブリュレとセットになっていることがほとんどで、全体として良いコンサートよりも具体的に1曲のインパクトが強いものの方がランクインしやすい傾向にあるのではないかと感じます。

 

 

⑤時期ごとのきっかけを比較

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年によってはかなりサンプル数が少なくなってしまうところがあったので、デビュー前とその後2010年までは2年ごとにまとめさせていただきました。

特徴

・デビュー前からデビュー直後の雑誌人気

・2006年と2018年以外はバラエティが1位

・2014年〜2016年の夜ふかし単独1位の時期とファンが増えなかった時期が綺麗に重なる 

・2017年以降のネット媒体の台頭

 

まずデビュー前からデビュー直後までバラエティに次いで多かったのが雑誌、特にアイドル誌がきっかけになったパターンでした。

これは恐らく誰もが気軽に思い立ったら検索サイトにアクセスできるような状況ではなく、知名度も低かった時期に名前と顔が確実に一致するのがアイドル誌だったというのが大きかったようです。

今ではグループ内でもジャニーズ内でも知名度では上位に食い込む村上さんですが、まずは「知ってもらう」ということに対するハードルを顕著に感じるのが、その時期だなと思いました。

 

ほぼ全ての時期で1位はバラエティ番組だったのですが、2006〜2007年と2018年のみ違う傾向にありました。

まず2006〜2007に関しては、下の最頻出単語の「レコメン」を見ていただければ分かる通り、ラジオが最も数を伸ばしました。

 

横山裕村上信五のレコメンが始まったのは、もう少し前の時期です。

その時期はBiographyを確認しても、テレビより現場といった印象で、半年に渡る47ツアーもあり、テレビ露出が少なかったので、結果として相対的にレギュラー放送のあるラジオがランキングとしては1位に伸びてきたのかなと思います。

 

そして面白いのが2014年〜2016年の夜ふかしワントップ期。もちろん2012~2013年と2017年もJUKEBOXやクロニクルとは並んでいますが、ちょうど2014年から2016年といえば、①で述べた村上さんの新規ファンが減少した時期です。

やっぱり本人がいくら魅力的でも、売り出し方やキャラクターづけでファンは減らせるんですね。(皮肉)

この頃の関ジャニ∞が私は嫌いでした。

そう思うと今がどれだけ楽か…。

 

2017年以降、きっかけとなったジャンルのベスト3にネット関係のワードが入ってくるようになります。

もちろんTwitterが始まったのはもっと前ですし、ネットは2017年には既に普及していたという感じですが、YouTuberが一般的になり始めたのはこの辺りだった気がします。

スマホを使ってネットで気軽に無料で動画を楽しむという感覚がより一般的になったのが、この時期だったのかもしれません。

 

もう少し細かく見ていこうと思います。

まず2016年に一度だけトップ3に入った「その他現場」のジャンルですが、そう答えた方全員がレコメン公録のぶりっ子ポーズがきっかけでした。

確かにあれは破壊力すごかった.

 

ファンの増加が一時的に停滞した2018年はコンサートのGR8ESTきっかけでファンになる方が圧倒的でした。

これは恐らく外部からのファンの流入が減ったせいかと。

コンサートやコンサートDVDでファンになるということは、それらを観るに至るまでのハードルをクリアしていた既にファン予備軍のような方が多かったのではないかと考えました。おそらくグループ内での移動もあったと思います。

 

そして異彩を放つ2019年「シンデレラガール」

番組名でもなければツアー名でもなく、そもそも自分たちの歌でもないたった1曲のシングル曲の曲名が1位に躍り出たことが特殊なのは考えなくても分かります。

どれだけトレンドやモーメントといったものが影響力を持つのかを感じさせられました。

 

 総括

皆さんのきっかけを読むのめちゃくちゃ楽しかったです。ただ私もそうなのですが、具体的にどれがきっかけになったというのは難しい質問だったようです。

これは沼落ち以外にも言える一般論だと思うのですが、きっかけと原因って一致しないことの方が多い気がします。はたから見ればほんの些細なきっかけでも、たまたまコップにたまっていた気持ちが最後の一滴で溢れたみたいなことの方が多いのかなと。

そして改めて気づいたインターネットの強さ。

テレビは一家に一台でも、スマホは1人一台ですもんね。今はジャニーズも頑張っているなとは感じますが、それでも他の事務所などの動きに比べればかなりトロいのは確かです。

必ずしも新しいものに手を出せばいいというわけではないと思いますが、ファンとの適切な距離は保ちつつ、ネットを活用していってほしいなと願います。

 

 

村上担がひたすら友よをオススメしてみる

ネタバレはあまりしないように、かつ購買意欲をそそれるように、なんとかブログを書いてみようという試みです

 


内容には基本そんなに触れませんが、既に買う予定でネタバレ禁してる方は読まない方がいいかもしれません!

 


恐らくセブンイレブン盤が一番ネタバレを避けたい人が多いと思うので、最後に書きます。

 


①通常盤

②初回盤

セブンイレブン

の順に感想を書いていきますので、自衛は各自適当によろしくお願いします。

 


①通常盤 ¥1,300(税込)

通常盤だけに収録されているのが、ユニバーサルスタジオジャパンで現在ハリウッド・ドリーム・ザ・ライドに搭載されている「faaaaall in love」です。

聴いた感じ、思ったよりザ・J-POP?

構成とかアレンジもジャニーズっぽい曲だなと思いました。ダンスミュージック?

そう思いながら編曲者を確認するとV6をよく担当してる人らしく納得。

表題の友よが無骨な感じで、カップリング一曲目のMy storyがアコースティック的な雰囲気。そことのバランスが非常に良い。

今まであまり聴かなかったテイストの曲なので、5人の可能性の一つとして面白い曲でした。

そしてこれに触れずにはいられない、村上さんのソロパート。村上さんが気になってる方は絶対買うべき。

最近、村上さんが歌のピッチも表現力も良くなってきたのはファンの方はご存知かと思いますが、この曲めちゃくちゃそれがわかる。

美味しいところにあるソロパートはもちろんのこと、サビもしっかり彼の声が前に出て効果的で、「村上は歌下手」と思ってるやつ全員ひっくり返るはず。

恐らく特典目当てでセブン版だけ買った、初回は買った、でも通常は買ってないという人もいると思います。

faaaaall in loveはジャニーズ掛け持ちされてる人とか、カッコいい曲が好きな人とか、村上さんのことが気になる方は絶対買いです。

全員買って欲しいけど、とりあえず私はピンポイントでこの2つどちらかに当てはまる方にオススメしておきたいと思いました。

https://7net.omni7.jp/detail/1301438535

 


②初回盤 ¥1,549(税込)

MV、メイキング、ソロアングルが付いてこのお値段。お値段以上、友よ。

しかも今ならomni7で15%OFF!

メイキングの村上さんがなんかエロい、目がウルウル、という感想は置いといて、MVのクオリティが良い。

シンプルなセットながら、映像や照明かなり凝っていて、関ジャニ∞に興味がそれほどなくとも映像作品としてのクオリティが高いのでオススメ。

あとは5人なので、必然的にメイキングに自担の映る確率が高いです。

恐らく誰のファンでも満足できる内容になっているはず。

あとはソロアングルの最後の方の村上さんめっちゃウルウルしてて最高なのと、終始なんとなくアンニュイな感じが美しいので村上担は買ってください。

なのに談笑する笑顔はめちゃくちゃ可愛い。

あとは丸ヒナがあります。丸ヒナ担も買おう。

映像として曲を楽しみたい、美人な村上さんに興味がある、丸ヒナが好き、一つでも当てはまったら買いましょう。

https://7net.omni7.jp/detail/1301438534


セブンイレブン盤 ¥1,650(税込)

91分の特典がついてこの値段、価格設定崩壊してない?

まず驚くほど5人が曝け出してます。

抜けた3人の名前も普通に出てきます。

きっと今まで関ジャニ∞にそれほど深く触れてこなかった人も、ずっと追いかけてきた人も、それぞれ色々なことを考えられるものになっていると思います。

でも内容的には全っ然暗くも重くもなく、爆笑が止まらない場面も多いので楽しく見てください。

私は開始10分が面白すぎて、ずっと笑ってました。

あと横山さんと村上さんの距離感が今まであんま見たことない感じです。こんな穏やかな距離感の2人初めて、もしくは久々に見たかも。

とにかく全員仲がいい。

ドキュメントとバラエティの絶妙なバランスが素晴らしい作品となっております。

これを見ずに5人の関ジャニ∞は始められない、というわけで入門編として必須DVDです。

なんならこれさえ見とけば関ジャニ∞初心者でも問題ありません。きっと友になった気分でこれからの関ジャニ∞を追いかけられます。

https://7net.omni7.jp/detail/1301438537


というわけで3枚揃えばデビュー15周年を過ぎてアップデートを始める関ジャニ∞のスタートの隣に2時間ほどで立てるチャンスです。

ここから楽しいオタクライフを始めてみませんか?

 

 

 

『咲く、今。』曲分析

十五祭の中で本編最後に歌われた曲、それがこの曲。

にしたって今見ると歌詞があまりにも6人を終えようとしてる関ジャニ∞にピッタリすぎて、よくこれを最後に持ってこようと思ったな、と。

なんせ錦戸さんの脱退を知らなかった時からこの曲の順番に若干の違和感はあった。

 

バンドコーナーが

crystal

ローリングコースター

Tokyoholic

勝手に仕上がれ

LIFE 〜目の前の向こうへ〜

なわけで、正直LIFE終わりでも問題はない、というかむしろ違和感のないセトリだったと思う。

そのあと突然のVTR挨拶が挟まり、衣装も変わって『咲く、今。』だけを歌って本編が終わる。

この曲だけが本編と独立した部分にあったと言っても過言ではない。

歌詞的にもあまりにもメッセージが込められすぎてて、好き勝手その背景を考察するのは意外と性に合わないので今回はシンプルに曲の構成だけについて語っていきます。

ていうか、それだけでも十分ひとつの記事になるほど語り甲斐のある素晴らしい曲だなと感じたので。

 

とりあえず歌詞とパート割をおさらい。

 

作詞:松原さらり 作曲:オカダユータ

編曲:高慶"CO-K"卓史

 

出会って別れて笑って泣いて

安田


僕らは今始まるから

丸山


期待外れの天気に意味もない愚痴をこぼしては

大倉


窓の外にあった小さな蕾 ぼんやり見ていた

錦戸


手に余るくらいにあったはずの時間はいつの間にか

村上


何かに追われて逃げていくように 忙しなく通り過ぎて

横山


1人きりで歩いていると思い込んでいたのか 夢の途中

安田


桜咲いたあの季節ほど溢れ出したことはない

ありがとうと

丸山


出会って別れて繰り返して

全員(大倉下ハモ)

僕らはまた大人になった

大倉以外

咲けばいつかは散るとしても

全員(大倉下ハモ)

今はただ必死に咲いてるから

大倉以外

それぞれの今

全員

始まるから

全員(大倉下ハモ)


同じ思いで走ったって

同じ道は続かなくって

惨めな姿を見せ合えたあの毎日が遠のいてく

安田・錦戸・村上


心にこびりついた後悔を捨てて今はどれだけ泣いてもいい

大倉・丸山・横山


さようなら

安田・錦戸・村上


出会って別れて笑ってないて

全員(大倉下ハモ)

僕らはまた見つけにいくんだ

大倉以外

咲けばいつかは散るとしても

全員(大倉下ハモ)

ずっと懸命に咲いてみるから

大倉以外

それぞれの今

全員

始まるから

全員(大倉下ハモ)

 

色々特徴はあるんだけど、大きく分けるとこの二つが着目すべき点だと思う。

・曲構成が変わってる

・ユニゾンが多い

 

まず曲構成について。

一番よくあるパターンは

イントロ→1番Aメロ→1番Bメロ→1番サビ→間奏→2番Aメロ→2番Bメロ→2番サビ→間奏→Cメロ→大サビ→アウトロ

 

頭にサビが入ったり、落ちサビがあったり、Cメロがなかったり、このパターンに収まらない曲自体はたくさんあると思う。

ただ、ほとんどの曲は1番と2番がある。

これについてはテレビで披露したりライブで披露したりすることを考えると、2番があればショートver.にしやすいから、とか色々理由はあると思うけど、詳しくは知らんけど、とにかく2番がない曲というのはほとんどない。

 

尺的には3:49で、crystalも3:48であることを考えると、別に短いわけじゃない。

実際crystalはこの尺で2番カットの形でテレビで披露していた。

 

とりあえず『咲く、今。』の構成を見てみよう。

 

頭サビ

イントロ

Aメロ

Bメロ

サビ

Cメロ

大サビ

アウトロ

 

まず2番がないこともさることながら、間奏がない。サビが終わるといきなりCメロに飛ぶ。しかもこのCメロがボリューミー。

Cメロって大体Aメロくらいの長さか、それより短いことが多いけど、Cメロの中がこのような3段構成になっていて、もはやこれはCメロと言っていいのか?ってレベル。

①「同じ思いで走ったって〜遠のいてく」

②「心にこびりついた〜泣いてもいい」

③「さようなら」

 

恐らく、間奏がない、2番がない、Cメロの展開が多い、という構成の狙いはこうじゃないかな?と。

・歌詞を聞かせたい

・Cメロを聞かせたい

間奏がないから自ずと1局の中で歌ってる部分が増えるし、頭のサビや「さようなら」の部分には伴奏が最小限、もしくは声だけという部分もある。

2番がないからCメロをカットすると不自然な曲になるため、Cメロを歌うことを前提に作られた曲なんじゃないかと。

なんなら十五祭で披露することを目的に作られた曲と言っても過言ではないんじゃないか、みたいな感じ。

 

で、次。

 

関ジャニ∞といえば、ハモリ、ってレベルだと私は思っている。

バンドスタイルで7人全員が歌うって珍しい形だと思うし、下ハモと上ハモに半分近くの人員を割くことがあるってのも結構特徴的だと思う。

しかしこの曲、とにかくユニゾンが多い。

サビでこそ大倉さんが下ハモで入ってるけど、サビの中でも大倉さんが歌わずに5人のユニゾンだけになってるところが結構あるし、サビ以外に関しては最早ハモリがゼロ。

だとすれば絶対わざとユニゾンにしている、ユニゾンにしている意図がきっとあるはず。

 

多分今まで通り、通常通りにパート割をするとすれば、Bメロあたりで安田さんが丸山さんあたりが上ハモというパターンとか、サビで安田さんが上ハモに行くとか、もっとハモリ入れてたと思う。

 

ニゾンの効果を考えた時、導き出されるのは恐らくこの結論。

・歌詞を聞かせたい

・歌を強調したい

同じ音を重ね合わせるということはそれだけ強くなるし、ハモリがないということは歌詞が聞き取りやすくハッキリするという部分があると思う。

特に3段構成になっているCメロで3人→3人→3人のユニゾンの移り変わりはめちゃくちゃ面白い。

 

もうちょっとパーツごとに深掘りしてみよう。

 

頭サビ 安田→丸山

出会って別れて笑って泣いて

僕らは今始まるから

 

安田さんの歌い方とか、そもそもこの2人を出だしに起用してることから、この曲はしっとりした雰囲気を出したいんだなって思った。

元気に明るく力強く、ってパターンが結構エイトさんの曲にはあるけど、それとは無縁の感じ。

まぁでもこのパターンはシングルはともかく、カップリングでは関ジャニ∞の定番パターンなのでそこはあんまり驚かないかな。

 

Aメロ 大倉→錦戸→村上→横山

期待外れの天気に 意味もない愚痴をこぼしては

窓の外にあった小さな蕾 ぼんやり見ていた

手に余るくらいにはずの時間はいつの間にか

何かに追われて消えていくように 

忙しなく通り過ぎて

 

AメロとBメロに関しては一貫して1人1パートという割り方。スペアキーとかもそう。

このパターンは必然的に音数が少なくなるし、それに勝ってしまわない楽器の選び方になるので静かで聞かせる曲になりやすい。

 

Bメロ 安田→丸山

1人きりで歩いていると思い込んでいたのか

夢の途中

桜咲いたあの季節ほど溢れ出したことはない

ありがとうと

 

安田さんと丸山さんの声って似てるんだけど、安田さんは頭の上から抜けるような声、丸山さんは息がたっぷり含まれて前に出てくる声をしてると思う。

だからこの順番にすることで、多分サビに向かって広げていきたい、温かい感じにしたい、という意図があったんじゃないかと思う。

 

サビ

出会って別れて繰り返して

僕らは今大人になった

咲けばいつかは散るとしても

今はただ必死に咲いてるから

それぞれの今始まるから

 

まず1サビで「それぞれの今始まるから」は多分付けないのが普通だと思う。

「今はただ必死に咲いてるから」までで完結したとしても何の違和感もない。そこから間奏が始まって2番Aメロに入れば至って普通のカップリング曲の出来上がりである。

だとすれば「それぞれの今始まるから」は+α、わざわざそれを付けるということはおそらく強調。

そして「それぞれの今始まるから」を除いた部分、これの面白いのは一般論はハモリで、自分たちのことはユニゾンで歌っているところ。

「出会って別れて繰り返して」

「咲けばいつかは散るとしても」

と言った一般的に人生の中で起こりそうな出来事、無常感を歌った部分に関しては大倉さんが下ハモで入っている。

「僕らは今大人になって」

「今はただ必死に咲いてるから」

と言った、自分たちの今を歌っている部分はユニゾンになっている。それによって音楽というより、言葉、言霊の側面が強くなっているんじゃないかと。

逆に「それぞれの今始まるから」に関しては、「それぞれの今」を5人のユニゾンで歌ったところで、「始まるから」で広がるような雰囲気がある。言葉に合わせた曲構成、やっぱりこの曲めちゃくちゃ歌詞が重視されてるよね、と。

 

Cメロ

安田・錦戸・村上

→丸山・横山・大倉

→安田・錦戸・村上

同じ思いで走ったって同じ道は続かなくて

惨めな姿を見せ合えたあの毎日が遠のいてく

心にこびりついた後悔を捨てて

今はどれだけ泣いてもいい

さようなら

 

十五祭、毎回「さようなら」が頭の中に残ってしまって、まさかこれが最後じゃないよね?と何回も思った。

それは多分完全にこの曲にしてやられてたから。

Cメロはさっきも言った通り3→3→3で進んでいくんだけど、その割り方が面白い。

似てる声同士を組み合わせている。

似てる声同士って一見相性良さそうかもしれないけど、基本的にぶつかり合うことが多いと思う。

特にキーが高くて高音の伸びが良く声量のある安田・錦戸・村上の3人の声はしっかり音程が取れてないとぶつかる。

その上ハモリなしの完全ユニゾン、音域も特に「惨めな姿を見せ合えた」の部分なんてかなり高い。となれば3人が3人しっかり音程が取れてないと結構聞かせられない部分があると思う。

何故わざわざこの3人にユニゾンをさせたのか、そこに意図がないはずがない。

ぶつかるというのは良い効果を与えることもある。例えば私のめちゃくちゃ好きな『Brilliant Blue』のこのヤスヒナパート。

「これ以上増えることない思い出が角が取れて美化されるとますます厄介な存在だから」

ジリジリとぶつかり合う高音域のユニゾンが、失恋の苦しみを歌った歌詞ととてもマッチしている。

同じく「同じ思いで走ったって同じ道は続かなくて惨めな姿を見せ合えたあの毎日が遠のいてく」という歌詞は、時間が過ぎていくことに対する焦燥感とかがめちゃくちゃ現れてる。

この曲の歌詞では全体として時間に対する焦燥感みたいなのが大きなテーマとしてあると思う。

 

続いて丸山・大倉・横山パートはさっきの3人みたいに声がぶつかり合ってる感じはないし、わりと優しく下から包み込むような甘い声を集めてきた感じ。

「心にこびりついた後悔を捨てて今はどれだけ泣いてもいい」

サビ以外で時間が過ぎていくことを受け入れる歌詞はここで初めて出てくる。

そこにこの3人の声はめちゃくちゃ効果的。

しかもさっきの3人のジリジリとした声との対比効果でより一層落ち着いた、無常感を受け入れるような歌詞を強調するパートになってる。

 

からの「さようなら」

 

すごい。この曲が別れを歌ってるのは分かりやすいと思うけど、別れを示す言葉の中で一番分かりやすい最後の言葉「さようなら」をここに持ってくるかぁ〜、と。

しかも関ジャニ∞さんならハモリで綺麗に歌うということもできたはず。

なのに一番声がぶつかる3人のユニゾン。後ろの楽器の音も一気に消える。

綺麗事にならない、しない「さようなら」だけが生の声として、言葉としてドームに響く。

 

その余韻を残して間奏に入るとか、もっと間を取るとか、そういうパターンもあったと思う。

その方が印象としては残るし、ここまで強調したんだから。

でも間を1拍しか開けずに次の「出会って別れて」に入っていく。

 

さようなら、の余韻を残さない6人って、なんか、すごく分かるんだよなぁ。

出会って別れて笑って泣いて、繰り返してるんだよね。いちいち立ち止まって何てられない。

あ、歌詞の考察しないんだった。

まぁいいや、うん、全体の歌詞が美しいからこその一言だけの「さようなら」が目立つ歌。

 

ちなみに「それぞれの今始まるから」がサビ最後に2回出てくるけど、1回目と2回目でハモリが違う。

どっちも大倉さんの下ハモという点では違わないけど、1回目は恐らく3度下のハモリ、2回目は5度下のハモリになっている(はず)。

1回目のサビと2回目のサビの歌詞が結構似ていて、Cメロしか間に挟まれてない上に頭サビでも同じような歌詞を歌ってる、その上ユニゾンばっかり。

あまりにもドラマチックすぎて繰り返されてくどく重くなるところを、恐らく最後のハモリだけ変えることによって広がりを見せて、関ジャニ∞だけの曲にしない、一般も拾える曲に戻す効果があったのかなぁ、なんて。

 

やっぱめちゃくちゃ良い曲だなぁ。

私の言ってることが合ってるかは分からないけど、どの曲もいろいろ考え込まれてるはずだとは思う。

だけどこの曲は特に関ジャニ∞のために作られた曲なんじゃないかなと感じた。

その理由が少しでも説明できてスッキリしました。 

6人の終わりの曲は分析できたから、今度は5人の始まりの曲について解説できたら良いな。

『友よ』売れてくれ。

アイドルはどう終わるべきなのだろう

「どう終わるべき」と言ってみたけど、この記事では「アイドルの終わり」というものを考えて適当に自分の思いを綴っているだけなので、答えのようなものを出す気はない。

というかその問いに対する正解の答えなんて存在しないと思うから。

 


『友よ』のMVが今朝公開されました。

 


ここ数ヶ月の5人の言葉を聞いていると、色々思うことがあった。

まず、まだまだこの人たちは諦めてないんだ、ということ。ずっと消えずにあったのかもしれないけれど、最近特に「売れてやる」という野心を強く感じる。

この歳になって、メンバーが抜けたとはいえ大きな仕事も安定したレギュラーもある中、それでも彼らに感じるのは焦燥感。

それはファンである私も感じてる。

 


嵐の活動休止。

 


発表された時は青天の霹靂だった。

いや、アイドルっていつもそう。SMAPの騒動だって全くの寝耳に水だったし、報道が出てからもまさか本当に解散するなんて予想しなかった。

渋谷さんの脱退も、錦戸さんの脱退も、週刊誌の記事こそあれ、「いやいや、まさかな」というのが大きかった。

 


最近のアイドルは特に寿命が伸びている。

かつてのアイドルというのは人気絶頂で解散する、20代で解散する・引退する、というのは珍しくなかった。

いや、むしろ今みたいにアラフォーまで活動してる方が異例の事態。

 


結局、アイドルというのは若さとか未成熟さっていうのが大きな魅力の一つなんだと思う。

『村上マヨネーズのツッコませていただきます!』で共演しているブラックマヨネーズさんは大体10歳くらいエイトと年齢は違うが、活動歴で言うとほとんど同期である。

それくらいアイドルのスタートは早い。

10代半ばで志し、20前後で下積みを経てデビュー、というのが一つの王道パターンだと思う。

だからアイドルを社会人に当てはめるならば+10歳して考えるべきだと思っている。

今の関ジャニ∞の最年長は38歳、最年少で34歳。10歳足せば48〜44歳。

ベテランとまではいかないが、中堅と言うには若くない年齢。

定年が65歳だとすれば、もうそろそろゴールも視野に入れなければいけない年齢になる。

 


ただし、これはアイドルの場合である。

実際にはまだ30半ば、まだまだ転職したり夢を目指したりするのには遅くないと思えるくらいの年齢だ。

だからこその辞めた2人の決断もあったのではないかと思えてくる。

 


人は老化する。

どんなに綺麗な人でも20代の美しさを30年後に叶えることは難しいだろう。

歳を重ねたからこその美しさというのもあるかもしれないが、残念ながらアイドルという職業はその逆を行く。

だからこそ若いうちに大きなステージに立てるという夢を秘めているが、同時に散るのも早い。

未成熟、未完成を魅力とすることは諸刃の剣なのだと思う。それを売りにしていることで舐められるし、実力を下に見られる。

体力的にもいつまでも歌って踊って、というのは努力ではどうにもならないものが襲うこともある。

 


十五祭はとても美しかった。でもそれと同時に終わりを感じさせられた。

いや、終わりが後ろにあるからこそ美しかった部分もあるのかもしれない。

その終わりの正体が分からなかった3ヶ月前、私は十五祭に参戦しては「もしかしたら本当に終わる気なのかもしれない」と怯えていた。

結局関ジャニ∞は存続、錦戸さんの脱退という結末に終わったけれど、それは本当に3月に決定していたことなのだろうか?と今でも思ってしまう。

メイキングや1ヶ月しかなかったリハーサル期間、47都道府県ツアーの準備期間の短さ、当時の発言を思い返しても、関ジャニ∞が畳まれるという選択肢がかなり現実的に遅い段階まで存在していたのではないか。

 


それでも関ジャニ∞は泥臭く咲き続けることを選んだ。

今日の関ジャニ通信の収録は紅白発表の当日だった。

「(紅白出演できるか)危ないなぁ。

でも毎年思ってますよ。毎年ほんまにあんのかなって。当たり前じゃないよなぁというのは、思うで?

えらいもんで、去年一昨年は、マジで、いや若手と変わるんちゃうかとか思ってたもんね。

去年キンプリが絶対決まるやろうなって、なんとなくね、世間含め、あるやん?そりゃキンプリいくやろーって。てことは、誰か漏れるなってなったら明らかに世代交代で言うたら俺らちゃうんかって、いうのはあったで。

俺らの中でもなんか今年どうなんねやろうなっていうのはなんとなくこうヤキモキしたりはするから。

(選ばれた時は)ヤッターとかいうよりは、まだ選んでくれはんねやって、ありがとうございますですよ」

「(選ばれないのは悔しい)だからもし司会や、ってなったら、自ずとね、(グループの出演も)半分は確定するんちゃうかとか思ってたからね。そのためにも俺、言うてんねんけどなぁ」

 


ここまで人気なグループでさえ、こんな不安を抱えてやってるんだなということに改めて驚いた。

というか、キンプリが入ったら誰が落ちることになるのか、自分たちじゃないか、という話があまりにもリアルすぎた。

正直今の事務所を見てると、若手に切り替えていきたいんだろうなというのをひしひしと感じる。

そんな中でアイドルをやってる関ジャニ∞さんが今どう思ってるのか正確に知ることは出来ないけれど、焦りを感じるのは当然だと思う。

 


少し話は変わるが、私もブログを何年か書いていて、別の場所で別の媒体で文章を書くこともあって、今まで無縁だった「あなたのファンです」とおっしゃってくれるような方と出会うことになった。

正直今でも「いやいや、私にファンなんかおらんやろ」って思うし、そのことを今ここで書くのもめちゃくちゃおこがましいような感じがする。

ヒット数が1日1000を超えたり、読者数やお気に入り登録者数が100を超えたりしても、「実際のところ10人もいるのかな?」ってずっと思ってる。

誰が読んでくれてるんだろうって、ずっと不思議。

 


こんな小規模なプロですらないただの趣味ブロガーと国民的アイドルを比べるのはなんだけど、でも、薄っすら彼らの抱える不安感や焦燥感を理解できた気がした。

数としては読者がいるはずなのにいないんじゃないかと思ってしまう感覚は、毎回チケットが売り切れていることは分かっているのにドームの席が埋まっているか不安になる感覚と少し近いものがあるかもしれない。

村上さんはよく「俺にファンなんかおらん」という発言をする。

ファンからすれば、というか客観的に見ればそもそもその仕事が成り立ってる時点でファンがいないわけないし、ファンクラブの名義の好きなアーティスト欄集計すれば分かるだろって思うし、グッズの売り上げとか少なからず届いてるはずのファンレターとか見れば分かるだろ、って思う。

思うから「そういう冗談なんだな」って片付けることが多いけど、実際のところ半分本気でそう思ってるんじゃないかと私は思ってる。

ファンという存在って驚くほど流動的で非現実的で匿名性が高い。

発信者側から見ると動く数字としてしか、どうやっても実態を掴めない時がある。

動く数字はとても怖い。

1人も欠けて欲しくないと願う。

私たちがメンバーに欠けて欲しくないと思うのと実はそう変わらないんじゃないか。

でもそれは不可能に近い。たとえ数字が大きくなったとしても、出ていく数字を入ってくる数字が上回っただけなんじゃないかと思い、数字が減れば出ていく数字だけのことを考えて入ってくる人など誰もいないのではないかと思う。

矛盾してることは理解できる。でもあまりにも不確かな存在で、リアルじゃない。

想いは伝えなければ伝わらない。居るだけでは分からない。ただの数字だ。

 


47、ボーイTシャツ、ぼちぼち大切な夜、ソロアングル、関ジャニ∞TV、47diary、くらすます。

とにかくファンを掴もう、売り上げを伸ばそうというのが見て取れる多くの企画。

それもかなり細かくファンの意見が素早く取り入れられてることを感じる。

それでも人の気持ちを操ることはできないのが事実。

 


アイドルとファンって、側からみればアイドルが上で、ファンが下で、みたいなところ正直あると思う。

でも実際のところ商品と消費者にすぎない。

商品に魅力がなくなれば消費者は去る。売れなくなった商品は廃盤になる。新商品が生まれる。

別になんてことない普段からスーパーや多くの会社で行われているプロデュース。

しかし普通の商品と違うのは、アイドルというのは商品が生身の人間であること。

 


だから私はアイドルの終わりがどうあるべきなのか分からない。

生身の人間に永遠なんて存在しない。とても儚い存在である。

だからこそ美しく、魅力的。

でもそこには生々しい苦労、疲労、不安がある。

 


時々、他人を「美しい」と評価することはとても残酷なのではないかと思う時がある。

苦労も努力もコンプレックスも「美しい」という言葉にかき消された時、その評価を得た人間の人格というのはどこにやればいいのだろうと考える時がある。

そんなある意味暴力的で簡単に歪む評価軸の元でひたすら努力していかなければならないのがアイドルという職業なのではないか。

 


でも、そんな中でひたむきに、健気に輝き続けようとする推しが美しくて愛おしい。

 


花が咲いてるうちに、美しさを失わないうちに終わるべきなのか、枯れそうになったときに終わるのか、枯れてしまったときに終わるのか。

自分で終わることを選ぶ前に終わらせられることもあるだろう。

アイドルにどう終わって欲しいのか、私の中ですら答えは出てない。本音は終わりなど考えたくない。永遠であって欲しい。

でも汚く散るところは見たくない。終着することのないオタクのエゴ。

 


咲けばいつかは散るとしても

ずっと懸命に咲いてみるから

 


もしかしたらアイドルの方こそ永遠でありたいと願っているかもしれない。

自分たちが永遠に咲いたまま人々を魅了し続けることを願っているかもしれない。

そういう意味では、咲き誇っている中で終わらせてしまうのはそれを叶える一つの手段なのだろう。

でも自分たちがいつかは散ることを、きっと痛いほどわかってる。

 


ファンはどう終わりと向き合えばいいのだろう。

 

アンケートのお知らせ

またまたアンケートをやりたいと思い立ちまして、今回は村上担になったきっかけアンケートです。

締め切りは11/24の23:59

ご協力&拡散していただけると幸いです。

よろしくお願いします。

https://forms.gle/6qNNqJCFPfwvuhUZ9

 

性癖が捻じ曲がった話

どうも、少し間が空きました。お久しぶりです。

色々ありまして、このブログに関係するところで言うと、事務所から著作権侵害の申し立てがありまして、ほとんどの写真といくつかの記事は削除いたしました。

 

さて、タイトル見ていただいて分かる通り、これから私は性癖の話をします。

 

中々な内容になってくるので、固有名詞は一切使わずに濁して書いていきますので、お察しください。

 

私の性癖を捻じ曲げたのは2018年のG8Tでした。

いや、正確に言うと東京最終日とそのメイキング。

ここまで言えば察しの言い方は何となくわかるかもしれません。

誰かを不快にさせたいわけではないので、ここでハッキリ言っておきます。

私は推しを弱らせたい、弱った姿を見たい欲求があります。

なのでそういう話がダメな人はお引き返しください。

いわゆるリョ○まではいきませんが、それに近いものはあるかもしれません。

 

まず、その前から私は彼を抱きたいとは思っていました。比喩ではありません。BのLでもありません。

シンプルに、推しを抱きたいという性欲、というよりは衝動みたいなものがありました。

不思議なもんで、抱きたいという欲求って他の欲求とは全然違うんです。

実際、元担のM山さんとかY田さんとかを見ていた時とM上さんを見てる時では全然違う感情に襲われることがありました。

なんだろう?生物的にオスに近くなる感じ?

こう、現推しを見ると、アドレナリンみたいなものがドバドバと溢れ出して、ハイになって、走り回らずにはいられなくなって、同時に攻撃的にもなる、みたいな興奮がたまにやってきます。

これって男性的な興奮に近いのかな?と思ったり。

 

話を若干さかのぼると、私は可愛いっていう感情を人間に対して抱いたことがありませんでした。

ヒトの赤ちゃん、子供、モデルさん、女優さん、アイドル、何を見ても造形が整ってるなと思うことはあれど、可愛いという感情にはならなかったんです。

ペットのオカメインコは可愛がってましたね。ただその時から、ぎゅっと握りたくなるような、狭いところに閉じ込めて困らせたくなるような危険な衝動を抱くことはありました。

 

それからしばらくして、唯一人間の中で可愛いと思うようになったのが今の推しでした。

 

多分私は今現在世の中で女の子が一般的に使ってる可愛いに馴染めなかったのかなと。

元来の意味である「かわいそう」「気の毒」であったり、「うつくし」のような弱いものに対して使う言葉として認識していたのかなと。

 

とろーりとろけそうな可愛らしくて弱々しいタレ目、媚びるようなアヒル口、可愛いの塊みたいな顔してるくせに自信のないところ、めんどくさいところ、かまって欲しがりなところ、力を入れたら壊せそうなくらい華奢なところ、弄られると言葉では強がるくせにすぐ涙目になるところ。

 

だからなのか、私が推しを困らせたいと思うようになるまでにはそれほど時間は掛かりませんでした。

小学生の男の子が好きな女の子に意地悪するような、苦手な虫を持って追いかけて困るところが見たい、みたいな、そういう欲求が出てきたんです。

 

でも、例のコンサートのDVDが発売されるまでは泣かせたい困らせたいはまだしも、虐めたいとか傷つけたい苦しませたいなんて感情は一切ありませんでした。

むしろモンペ中のモンペだったし、推しを傷つけるやつ全員しばくぞ、くらいの気概でオタクやってました。

 

なんで2018のそのツアーが私のきっかけになったのか、いまだによく分からないんです。

多分、その時の推しの衣装と髪型が最高に可愛らしくて、性格的にも輪郭的にも目つき的にも丸くなって穏やかになって可愛らしくなって、堪らん、どストライクな状態だったからですかね。

とにかくその時の推しのビジュアルと言ったらもう、何しても可愛い、何しても愛しい、みたいな状態になってたのかなと。

 

で、問題のシーン。

 

メイキングには恐らくそういうシーンが入ってるだろうな、と思っていたので、私はまずBlu-rayの特典の6人揃って寝るやつ、次に本編という順番で見てました。

「やっぱり可愛いなぁ」と思いながら無事に最後まで見終えて、エンドロール。

そこでいきなり飛び込んできたのが、推しがスタッフに肩を支えられながら、床に崩れ落ちる姿でした。

もしメイキングから先に見ていれば、覚悟できていたから大丈夫だったかもしれない。

あまりにも不意打ちで、私の中に衝撃が走りました。

 

顔や体がどんどん熱くなって鼓動が早くなり、叫びたい、走り回りたい、という活動的かつ攻撃的な、今まで経験したことのないような興奮が襲ったんです。

まさに「興奮」と言った感じですね。

 

ほんとにそれは一瞬の映像で、そんな興奮に飲み込まれているうちにあっという間に過ぎ去りました。

でも脳裏に焼き付いて離れない膝から崩れ落ちる推しの姿。そしてそこにあるのは心配でも不安でも何でもない、純粋な興奮。

 

メイキングは結局後回しにしました。

VTRの方、TikTok的なアレの方は普通に可愛いなぁと思いながら見て、次にルーレット。

 

黒い箱に閉じ込められて悲鳴を上げる推し。

虫を食べさせられて悲鳴を上げる推し。

 

なんでやねん!

とも言いたくなるくらいの追い討ち。

なんで?なんでそこまで私を追い詰めるの?

結局そのシーンを避けて見たはずなのに、余計に可愛い推しが可哀想な映像をたっぷり堪能することになってしまい、より一層私の病状は悪化しました。

 

その後MCダイジェストも見て、最後に残ったのがメイキング。

覚悟を決めて甘酒片手に再生を始めました。

とりあえずはまぁ普通に楽しみながら、普通に感動しながら見てたのですが問題の東京。

早速映ったのがキツいトレーニングをしている推し。

 

ストップ。

 

マジかぁ…って。いや、東京最終日やったからさぁ、もっと後から出てくると思うやん?

まさかこんな初っ端からかましてくると思わんやん?

 

そこでふと思い出したのがフラゲ日前日に見た夢。

その時までは完全に忘れてたのですが、夢で前髪のあるビジュの良い推しが苦しいトレーニングをさせられるのを見てたのを思い出しました。

もしかしたら潜在的にそういう姿を見たいという欲求があったのかもなぁ。

予知夢やん!と謎にテンションをハイにして、いつまでも逃げてはいられないので見進める。

 

まず最終日の公演中のしんどそうな様子。ここまではWSでも映像出てたし、エンドロールも見てたからそんなに思ってたほどのアレはありませんでした。

捌けた推しが裏で数歩も進めずに膝から崩れ落ちる。

 

弱々しい声で、泣きそうな声で「しびれた…」と訴えかける。

可愛い顔は赤くなって、ぽってりした唇は余裕なく半開き、苦しげに激しく上下する柔らかそうな腹部。硬直する華奢な手のひら。

 

色んな酷い妄想が膨らんで絶望しました。

弱った状態を見ることに興奮するだけならまだしも、自らの手で彼をそういう状態に追い込みたいという加虐欲求が出てきたんです。

妄想の具体的な内容はあまりにもあまりにもすぎるので書かないですけど、自分っておかしいんだなと確信したというか。

 

で、これも何かの因縁なんですかね?

実は前日にY田さんの舞台を観に行っておりまして。

ヒロインが血に興奮する人間で、粘膜接触をするとそれが感染するという設定だったんですよ。

そして主人公の同僚も血に興奮してしまうようになり、周りがドンドン気の狂った院長に殺されていく場面で興奮してしまい困惑しながら殺されるというシーンがありました。

 

1日前まではそのシーンを笑って見てたはずなのに、その役の男の戸惑いが手に取るように分かってしまった。

誰かが傷つく、弱る姿で興奮するなんておかしい。そんなはずない。でももう一度見たい。

そんな葛藤にしばらくは悩まされました。

 

なんだかんだあって、それから1年以上が経ちました。

今でもG8Tは私を狂わせた円盤だなと、他の円盤よりもちょっとした思い入れがあります。

今は結局割り切ってます。

本人に伝えない、本人に実行しない、その2点を守って密かに興奮してても許されるかな、なんて。

実際のところ、推しを抱きたいと思っていた時よりも今の方が供給は多いんですよね。

バラエティにそういうシーンは付き物ですし。

この前もVTR企画でヤモリ咥えさせられてたし。

正直27の生放送で徐々に弱っていく推しも、裏側での姿も、めちゃくちゃ興奮しました。

 

自分がおかしくなってみて思ったのは、異常な性癖を持った人間全てが犯罪に走るわけではないんですよ。

むしろ普通の人よりはボーダーラインを意識して暮らしてます。うっかりそちら側に行かないように。

言い訳に聞こえるかもしれないですけど、Twitterで平気で芸能人相手にセクシャルな発言をする人とか、鍵も付けずにベーコンレタスな妄想してる人よりは、自分の欲求が相手を傷つけることを常に意識してます。

人間なんて誰しも異常なものを抱えて生きてて、気付いてないだけで。

 

特に加虐欲求というのは、結構な割合の人間に基本的に備わっているものなのかなと今は思うんです。

苦しんでるところが見たい、とまでは行かなくとも、泣き顔が見たいくらいのことを思ったことがある人は多分結構いると思います。

ていうか某雑誌の夢企画で皆さんが推しに対して持っている願望見てたら私みたいな人間予備軍みたいな人結構いましたし。

それがどんなきっかけで完全に目覚めるのか、はたまた一生目を覚まさないのか、それだけの違いなのかなと。

 

誰でも彼でもマニアック

「私はノーマル」

分かってないね

まだ見つけてはいないだけ

一生は一度きり人の目なんか気にするな

これってものを見つけたら 気が狂うほど愛し抜け

 

ちょうどフラゲ日の前日に観に行った舞台、その中でオープニング曲として使われていた曲のこの歌詞をふとしたときに思い出すんですよ。

自分の異常性って受け入れ難いと思うし、実際受け入れ難かったけど、受け入れて上手く消化させないとむしろ状況は悪化するのかなと。

めちゃくちゃ真面目な話になってしまうんですけど、もっとこう、自分がボーダーを超えてしまいそうだと気付いたときにセーフティネットになってくれるような支援って必要だと思うんですよ。

異常な人間を切り捨てるだけでは、必ずまたどこかに同じような人間が生まれるし、必ず被害者が生まれる。

臭いものに蓋をして見て見ぬフリをするだけじゃ終わりはないわけで。

って、これも同じような歌詞があったな。

改めてあの舞台、色んな意味で面白い舞台だったなと思い返しました。

 

話が若干逸れたけど、これからも自分の欲求を暴走させないように生きていこうと思います。

 

追記が多すぎて書ききれない曲分析の続き

前回5人の関ジャニ∞に歌って欲しい曲ということで、こちらの記事を書きましたが、思いの外好評でして。

 

皆さんの感想をリサーチしているとどうしても書き足したいことがたくさん出てきて、ちょこちょこ書き足してはいたのですが、あまりにも追記が追記じゃないくらい長くなりそうだったので別の記事としてまとめました。

 


①曲のテイスト分布

前回の記事で、シンセがどうとかアコギがどうとかめっちゃ言ってたけど、せっかくだから楽器とかテイストごとに分布図を作ってみた(私の考察なので信憑性は保証しません)。

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②6人に合っていた曲

今のところ5人が7人の曲を歌ったところは披露されていない。そこでその参考にするために6人のコンサートで今現在唯一円盤化されているGR8ESTを観ていた。そこで感じた6人の関ジャニ∞に合っていたと感じる曲を挙げて傾向を見てみたいと思う。

誰か+渋谷さんになってるところのパートを代わりに誰が歌ってるかを書くときは渋谷さんの代わりに入った人の名前しか書いてません。

 


『オモイダマ』

わりと関ジャニ∞定番っぽい熱い応援曲だけど、伴奏がピアノとアコギメインだったりストリングスも効いていて曲調的には、意外とそんなに関ジャニ∞のシングルらしいシングルって感じではない。

サビも力強い感じもあるけれど、わりと綺麗に、それこそ学生にも歌ってもらえそうなみんなで歌ってる感が結構ある。「lalalala…」というファンと一緒に歌えるパートがあるし。

ただ5人に合う曲に入れなかったのは下に書いた通り渋谷さんのパートをカバーしてるメンバーが錦戸さん村上さん横山さん安田さんと比較的右上なので、6人でちょうど良かった曲かな?と言う印象。

「きっと不安や孤独に襲われることもあるけれど忘れないで君は」→錦戸

「ありがとう大切な人へ」→横山

「その夢に届くまで僕らここにいるよHO」→村上

「オモイダマ今空へ駆け上ったそれはあの太陽より眩しかった」→安田

「限界超え見えた扉破れ今」→横山

 


『BJ』(ワッハッハー、なぐりガキBEAT収録)

ピアノソロで始まるかつ途中まではギターもアコギメインのスローテンポの切ない爽やかな曲。5人でも大丈夫だと思うし、渋谷さんが抜けたところを大山田が歌ってるけど、どちらかというと左下よりは右下かな?というイメージ。錦戸さんが渋谷さんよりは右下寄りだったのでちょうど良かった気がする。

「手を振りいつもの人と別れ静かな電車に揺られ思い描いてた場所と遠く眺め走る」→大倉

「引き裂いた夢から溢れたのはどんな嘘だったろうその傷の全てが優しさに変わる告げようあの頃の僕に」→丸山

大サビフェイク「oh yeah There's nothing to be wrong for me」→安田

 


『Heavenly Psycho』(大阪レイニーブルース、侍唄収録)

こちらも2015ver.は電子ピアノのソロからスタート、そしてトランペットが入ってくる伴奏の音数の少ないスローテンポな曲。途中からテンポアップしてバンドサウンドになった後に村上さん横山さん錦戸さんを中心に声を強くしてるのも、気持ちはめっちゃ分かる。

8人の時から歌ってた曲だけあって、やはり若干7人の時の曲よりは左下に作られているのだと思う。

ただやっぱり特にテンポアップした後、2015ver.は強い声がある程度欲しいなと感じるので、6人がわりとハマってたなと。

5人でやるならワッハッハー収録の初期のHeavenly psychoの方が電子音が目立つので似合うと思う。

「いつも夢に選ばれないまま日が昇り沈んでいく日々」→錦戸

「不安だって分かり合って笑ってたいね」→横山&村上&錦戸

 


『へそまがり』

これ結構意外っていうか、めちゃめちゃ力強い感じだしシンセこそ使われてるもののわりと7人向きのザ・シングル曲だと思ってたから、GR8ESTのをちゃんと聴いて「あれ?意外と良いな」ってなった。

なんせ丸山さんが大活躍してる。元々、特に歌い出しなんかは渋谷さんの癖が前面に出たような渋谷さん色の強いソロだったのに、そこに引っぱられることなく丸山さんのパートになってるなと私は感じた。

6人の『へそまがり』はサビの声の強い人たちとハモりのバランスが良くて良い。

ただ5人だとさすがに弱いかなぁ…?

「立ちはだかる困難に光れヒューマンストーリー」→丸山

「はらり本音じゃ怖くて仕方ねえ」→丸山

 


『ER2』

ロックサウンドでありつつ、電子音も多用されている関ジャニ∞のシングルには中々少なかった曲(まぁ一応エイトレンジャー名義だしね)。

電子音があるとやっぱり特に渋谷さんの声が浮くので6人で披露したver.結構良かったと思う。ただ大倉さん丸山さんに渋谷さんパートを割り振ってるあたりからも、やっぱりある程度強さは欲しいなと思う。

「生きてくことだってタダじゃないんだ暗い未来なんて見たくないんだ」→大倉

「順応性が仇になる瞬間絡まる現状維持スパイラル囲っては拒絶して吹かれりゃ脆くも消えていく不安定な存在」→丸山

 


『がむしゃら行進曲』

明るい応援ソングだけど、歌い出しが全員でのサビスタートだったり、「Ah」で声を順番に重ねていくパートがあったり、チャイムをイメージしたような「WOWOW WOWOW…」といったパートを聴いていても、曲調は全然違うけど必要とされる声の種類は若干オモイダマに似てるかな?と。

やっぱり学校や学生というテーマが入った曲はどうしても合唱っぽいというか、みんなで歌う感じの曲になりやすいんだと思う。

その点で特に誰か一人の声が強い必要もなく、サビも6人の声が綺麗だなと感じた。

「全ては偶然じゃなくて必然だってことを」→丸山

 


『大阪ロマネスク』

そもそもGR8ESTで披露した『大阪ロマネスク』は葉加瀬太郎さん、バリオリニストがアレンジしているのでオーケストラっぽい荘厳な曲調もあって、7人より6人の声に合ってると感じた。人気曲ではあるけど、どちらかというと両A面だった『∞sakaおばちゃんロック』の方がメイン曲だったし、こういう曲調になったのも分かる。

十五祭では初期の方を披露してたけど、そちらもシンセサイザーが効いていて良かった。

サビ自体そんなに力強く歌い上げるという感じでもなく、どちらかというと綺麗に聞かせる感じなので、5人でも大丈夫だと思う。

この曲に関してはシンプルに5人に似合う曲の方に書き忘れただけなので、是非また歌ってください。

「今日も誰かが巡り会う遥か遥か西の街恋をするなら御堂筋から始まるのさ雅なる物語」→全員

「あの日の僕らは笑い合ってた意地とか張ってさ傷つけ合って駆け出した君の背中が消えた梅田駅」→大倉

「難波の庭園好きだったね2人ではしゃいだ観覧車から神戸まで見えたあの日が続くと信じてた」→丸山

大サビフェイク→安田

 


ここからは5人に似合う曲でも挙げたもの。内容が重複するので詳しい理由は是非前回の記事をご覧ください。

 


『Sweet Parade』

この曲めっちゃ村上さんパート増えててビックリしたというか、甘い曲だから丸山さんを増やすかな?と思いきや、って感じだった。

ただ一応最初はバンド曲だったわけで、聴いてみるとやっぱり錦戸さん村上さんの強い声が必要だったんだなと思う。

6人だとこういう感じになったけど、5人でもまた雰囲気の違う『Sweet Parade』が聴けそう。

「嘘も本音も月の明かりだけが知っていればいいさ」→村上

「これで明日も一緒に頑張ろう」→安田

「ファンタジーみたいだけど夢じゃないこの世界が見えなくてもどこかにそっと隠されているさ」→錦戸&村上

 


『今』(JAM収録)

説明割愛。ただ6人の『今』は特に下に書いた丸山さんのパートがめっちゃ良かった。

エイターの中では丸山さんの歌唱力は間違いと認められているけど、世間一般的にはダークホースだと思う。これからもっと魅力が見つかれば良いな。

「彼方に光を感じるよおはようまた会えたほんとさ」→丸山

「君の声思い出したらさぁ時に乗る」→丸山

 


『ひびき』

この曲に関しては、ほんとに7人で歌ってた時は全然パッとしない曲だったけど6人になってむしろ輝きを増した曲だと思う。

この曲のような例があるから私は5人の関ジャニ∞にも迷いなく期待できる。

「眠ってた心ひとつ優しさってどんなだっけでもここに差した光は強く温かく深く」→丸山

「鮮やかな色へと変わった」→村上

 


『涙の答え』

GR8ESTで披露された『涙の答え』ほんとめちゃくちゃ美しいよね。丸山さんのサビ前のパート(上ハモ安田さん)のところ本当にすげえグッとくる。

正直『ひびき』と同じく6人の時には全然パッとしなかったのに…。

あと『ひびき』の「鮮やかな色へと変わった」のところもそうだけど、この手の曲においての村上さん、めっちゃ良い歌い方する。

「君のいない世界の中のひとりぼっちの正解僕らはいつの日か僕と君になっていったんだね」→丸山

「どんなに暗い闇の中でも二人で間違いと戦ったね」錦戸&渋谷(下ハモ丸山)→丸山&村上(下ハモ大倉)

 

 

 

意外と6人に学園ソング?青春ソング?のようなものが似合うってことが分かって面白かった。熱さと爽やかさが同居する感じかな。

でも結局のところ6人に一番合ってる曲は『ここに』だなと感じた。一聴すると7人だった時代のシングルのテイストからそんなに大きくは変わってないんじゃないかと思うけど、どのパートをどう聴いても渋谷さんの声が入る隙はないな、と完ぺきに6人に作られた曲だと感じる。

よく考えたら当たり前なんですよ。6人体制初のシングル曲だから制作側も相当気合入ってるはずだし、それで選ばれたのがたまたまWANIMAという人気バンドの曲だったってだけで。

だから、うん、やっぱり過去の曲をやらざるを得ないと思うけど早く5人の曲を作って欲しいなと改めて感じました。

 


③今後のバンド方針

最初に書いた記事に挙げた曲は、どう考えてもバンド曲が少ない。そもそもバンドサウンド自体が今の5人の声には強すぎて似合わないと思う。

私は全然それでもいいのだけれど、せっかくここまで来たバンドが無かったことになるのは勿体ないし、引き止められるファンは引き止めておきたいし、5人になったからバンドが出来なくなったと思われるのも癪なのでどうすればいいのかを考えてみた。

今後の5人の関ジャニ∞にとってのバンドを考えるにおいて、錦戸さんが残してくれた『crystal』は大きいと思う。

あとはフジテレビのハロウィンイベントで大々的に使われて、MVも作られたにも関わらず、GR8ESTまで日の目を見なかった『Sweet Parade』、そしてアルバムツアーで一度しか披露されていない『夕闇トレイン』もその例の一つ。

これらの共通点はキーボードが美味しい、ってのは表面的な理由で、シンプルに言うと電子音が使われている。

幸いキーボードとトランペットが残ってる。

7人時代は一応いるからパート与えなきゃ仕方ないよねみたいな使われ方してたし、村上担の私ですら別にこれキーボードとパーカッションいらんくない?みたいな時がちょこちょこあった。

実際ドラム、ベース、キーボードの3ピースバンドなんてめちゃくちゃベーシックな形だし、別にバンドを成り立たせるというただ一点において考えるなら、別に3人いればなんの問題もない。

ただ、そういうシンプルなベーシックなバンドサウンドが今の5人の声に合うかと言われれば正直、間違いなく答えはノーだと思う。

しかしそこに音色自在なキーボードが加われば、バンドで演奏できる曲の範囲はかなり広がる。

ついでにピアノとトランペットが加わればジャズも演奏できる。

関ジャニ∞がきちんとした円盤に入れる曲としてジャズ曲をバンドで演奏したことはないはず(だよね?)

そういう方向性に持っていけば、バンド曲のレベルを下げることなく継続できそうだなと。