※このブログは大倉さんの結婚、村上さんの結婚、武道館公演などに触れています。現状は横山さんオンリー担をやっています。
- 2016〜2020 エイトとの出会いと村上担時代
- 2020年4月 静かな担降り
- 2023年12月 ベストヒット歌謡祭
- 2024年 20周年
- 2025年1月26日 誕生日配信
- 2025年2月 大倉忠義の結婚
- 2025年4月 半分論発売
- 2025年6月 笑う門にはデジ来ル
- 2025年10月 村上信五 結婚
- 2025年11月 THE BASS DAY
- 2025年 武道館
- おわりに アイドルのミドルエイジクライシス
私は9年エイトを追いかけた。
あと半年で10年になるところだった。
でも、2025年11月、9年半を超えたところでエイトを降りることに決めた。
別れを語る前に、出会いを語る必要がある。
2016〜2020 エイトとの出会いと村上担時代
私がエイトと出会ったのは9年前、2016年の春頃だ。当時中学3年生。まだ新学期の始まっていない、2月から3月のことだった。
NAVERまとめでジャニーズのMCレポを読み漁るうちに、友達に関ジャニ∞クロニクルを見せられるうちに、気がつくと関ジャニ∞を求めるようになっていたのだ。
厳密に言うと最初の頃は安田担を名乗っていたりと、ややこしいので省略するが、私にとってのeighterとしての人生の最初の4年を総括すると、村上担としての時代だった。
どこを好きになったかというと、顔だ。
村上信五はアイドルの中でいうと、顔を強みにしているタイプではない。
当時は普通に「ブサイク」とまで言われていた。
客観的に見てジャニーズ基準で顔が「良い」とは思わないが、間違いなく好みの顔だった。
とっくのとうに降りているのに、いまだにふと見た写真の顔が好みすぎてひっくり返る。
魂レベルに刻み込まれた、私にとっての好みの顔だ。
今の自担の方が客観的に見て顔が綺麗だとは思うが、当時の村上担だった頃の私の方が、熱量を持って推しの顔の造形について語っていた。
外見が好きだったのは間違いないとして、村上さんの中身が好きだったかと言われると、よく分からない。
中身がないところは好きだった。
誰かが村上信五は鏡のような人だと言っていたが、その自我のなさが魅力でもあり、好きでもあり、つまらなくもあり、嫌いでもあった。
村上さんといえばバラエティのイメージが強いので意外に思う人も多いかもしれないが、トークスキルは絶望的にない。
これは担降りしたから思うのではなく、当時も思っていた。他人の話を聞いたり、解釈したりするのは上手いと思うが、あくまで他人の話を圧縮したり変換したりしているだけだった。
だからゲスト側ではなく、ホスト側で呼ばれることが多いのだろう。
自分自身も音楽をやっている中で、あれだけ自分の意見を出さずに淡々と音楽番組を進行できるのは確かに才能だ。
一方で、エピソードトークになると芯がないというか、やっぱり自我がないということになるのだろう。
特に雑誌の取材は酷かった。最近のものは読んでいないが、年数と共にマシになった印象がある。
言いたいことがないわりに話すのが長く、とにかく回りくどい。難しい言葉を使おうとするわりに、使い方がズレている。昔はそれを天然だと思っていたけれど。
そもそも言いたいことが薄いから、どんな言葉を使っても虚無が膨れ上がるだけだ。
だからラジオを聴くのは嫌いだった。
オタクだから、聴取率に貢献するためにradikoで聴き、ハッシュタグで感想を呟いていたし、メールも送っていた。
でも、いつも発言に薄っすら腹が立っていた。
推し本人に使う言葉としては間違っているが、「解釈違い」だと思っていた。
ジジイみたいな発言だなと思っていた。世間の全ての流行や、若さや、可愛さを、心の底で蔑んでいる感じ。
私の好きな顔の可愛いヒナちゃんはどこですか?
そういう気分だった。
2020年4月 静かな担降り
それでもかろうじてレコメンや関ジャニ通信は聞いていたが、ついにその時が来た。
2020年。レコメンから降板になり、村上信五くんと経済クンが始まった。
その数ヶ月後、私は担降りした。
嫌いになったというほどではなかった。
村上さんへの興味が薄れて、丸山さんへの興味が勝って、入れ替わるような形で地味に担降りしたので、担降りポエムは残さなかった。
正直、当時の気持ちをメモにでも残しておけば良かったと思うが、とりあえず記憶の限りで振り返る。
私は確か、ラジオでの村上さんの何かの発言が許せなかった。お悩み相談コーナーだった気がする。
確か女性に関する発言だ。恋愛的なものではなく、どちらかというと女性蔑視的なものだった。
そういうニュアンスの発言が2回続いて、ラジオに「そういう発言はやめてほしい」とメールを送ったこともあったが、結局諦めて降りた。
そもそも、村上さんは昔から若い女、特に可愛らしい大人しい女を下に見ている。むしろ嫌いまである。
それはずっとなんとなく感じていた。だから担降りのきっかけになった発言を聞いた時も「まぁそうだろうな」と思った。
そういう気持ちがあったからこそ、諦めに至ったのだ。
オタクのことも多分見下している。
「ファン」という集合体には感謝を示しているように見えるが、女オタク一人一人に対しては嫌悪感すら抱いてるのではないかと思っていた。
アリーナツアーでファンから触れられるととんでもなく嫌そうな顔をしていたというレポもあったし、芸能界の権力者やおじさんから好かれがちなのも、そういうことなんだなと納得していた。
本人は「3歩後ろに下がる女将さんみたいな女性がタイプ」と言っていたが、熱愛を撮られるのはいつも気の強そうなヤバ女ばかりだった。
そのたびに、ほら見ろ、お前が気の弱い女っぽい女を好きになるわけねえだろ、むしろ嫌いだろと心の中でツッコんでいた。
という感じで、私は2020年ごろに村上信五からフェードアウトし、丸山さんや安田さんを反復横跳びしながら、2024年にかけて徐々に横山さんに落ち着いていった。
2020〜2024年までの間は「見るたびに担当変わってない?」とオタ友に言われるくらい激しくメンバー間を反復横跳びしていた。
自分自身も「今回のライブは誰担になろうかな?」とネタにしていた。
村上担の時代が長かったこともあり、村上担の友人からは「村上担に戻っておいで」と言われていたが、それだけは絶対にないなと確信していた。
当時は村上さんのことをめちゃくちゃ嫌いだったわけじゃない。
ただ単純に「顔が好き」以上の新鮮な驚きを村上さんから得られる気が全くしなかったのだ。
やっぱり沼落ちって、ある程度衝動的なものだから、驚きがないとダメなんだと思う。
2023年12月 ベストヒット歌謡祭
突然だが、丸山さんから気持ちが離れた。
さっきまで村上さんの話がメインだったので、あまりにも突然だと感じると思うし、私にとっても突然だった。
丸山さんが髪を切った。
これで私はプロフィールから「丸山さんから逃れられないオタク」という一文を消した。
髪を切ったのはきっかけにすぎない。
そもそも最近の衣装も全然似合ってないな、ずっと熱愛撮られないようにしてたのに撮られてんな、18祭も顔がずっとパンパンで痩せる気ないなと思いつつ、どうしても顔が好きだったから、沼から抜け出せなかった。
しかし短髪は、その気持ちが吹っ切らせてくれた。
シンプルに似合ってなさすぎた。その似合ってなさで、オタクから色々言われて不機嫌になれていることが信じられなかった。
本気で良いと思ってるなら壊滅的にセンスが悪いし、良いと思ってないくせに文句を言われるとに怒るなら壊滅的に性格が悪いなと思った。
最悪の2択だ。いや、でも私は性格の悪い丸山さんは好きだ。来世は蚊になって丸山さんに潰されて死にたい。だからオタクに嫌味を言う丸山さんには全然耐えれたし、むしろ好きだった。
決め手になったのは、それを他人のせいにしてヨシヨシする丸山担に耐えられなかったことだ。
そう考えると、私は村上さん、丸山さんと顔が好みな順に降りていっている。
やっぱり美人は3日で飽きるのかもしれない。
ちなみに大倉さんにはハマったことがないので、カウントに入れていない。
2024年 20周年
2024年になった。
エイトが20周年を迎えた。
8月 アリーナツアー
ジャニーズ事務所の騒動もあって、アリーナツアーは久しぶりのライブだった。
安田さんは指の怪我でしばらく休養を取っていて、セトリは村上さんと安田さんで作ったと言っていたが、実質村上さんだろうと思っていた。
若干心配ではあったが、大倉さんのあのセトリを一番近くで学んできた人が、とんでもなくクソなセトリを生み出すことはないだろうと思っていた。
愛知初日に入って、絶句した。
大倉さんの天才的なセトリから、どこをどうやって学んだらそのクソみたいにつまらないセトリができるんだ?と不思議に思った。
大倉さん程のクオリティで演出するのは才能だから仕方ないにしても、せめてAIシンゴに考えさせた方が、まだマシなセトリになったと思う。
バカの一つ覚えみたいな「勝手に仕上がれ」の使い方で、あんなに仕上がらない「勝手に仕上がれ」は人生初だった。
セトリがクソすぎるという話で、一緒に行っていたオタクと丸一日盛り上がった。
2日目以降セトリはどうでもよくなり、私の頭に残るのは横山さんの二の腕と脇の白さだけになった。
何度も言ってる通り、村上信五が面白くない男であることは知っていた。
しかし、ここまで壊滅的につまらないセトリが出来上がるとは正直思ってなかった。
さらに、ただださえつまらないセトリのど真ん中で、素人の演奏と喋りを聞かされ、私は何に金を払っているんだ?と思いかけたが、横山さんが可愛かったのでギリ耐えた。
ちなみに私がオタクになった当時、2016年もキッズダンサー企画で炎上していたのだが、本当に何も学んでいないんだなと思った。
それに、アリーナツアーの日程が平日すぎた。休日のアリーナを取るなら、もっと前から日程を押さえないとダメだろう。
この辺りで運営に対しても不信感がかなりあった。
12月 二十祭
すでにエイトには冷めてきていたが、横山さんに対する熱量はむしろ上がっていたし、二十祭は文句なしに最高だった。
しかし、二十祭オーラス。
大倉さんの挨拶で、雲行きが怪しくなった。
もう大きい箱じゃなくていい。ゆっくりでいい。疲れた。
要約すると、もう大倉さんにはやる気もないし、頑張る気もないんだなと思った。
2025年1月26日 誕生日配信
案の定、二十祭後は凪が訪れた。
明らかにオタクは盛り上がっていて、出戻りも多かった。このタイミングでシングルでも出せば絶対にいつもより売れるのに、やるのはメンバー不在のプレイリスト企画。
あまりにも現場に飢えすぎて、村上さんの誕生日配信を見た。
相変わらずトークは絶望的に面白くなかったし、よくその面白くない話を1人で延々としてられるもんだなと感心した。
中身もないし、年表も間違っている。コメントで何度も間違っていると指摘されているのに、スタッフも本人もスルー。オタクのコメントなんてどうでもいいなら、見なければいいのに。
その上、間違った年表をわざわざ特典として送りつけてきた時には、さすがに気が狂ったのかと思った。
エイトは関西人気が強い。その中で私の体感だが、村上信五は関東の方がオタクが比較的多いイメージだ。やっぱり関東人は面白くない男を許容できるからだろうか。
あとで詳しく語るが、本を出すというお知らせにも本当にげんなりした。
2025年2月 大倉忠義の結婚
そんな中、大倉さんの結婚。
ああ、やっぱりなって感じだった。
結婚するから、子供産まれるから、ゆっくりしたいんだ。適度に仕事して、家庭の幸せと両立させたいんだと思った。
結婚はアイドルの死だ。
アイドルの死に方は色々あるが、その中で結婚は最も汚らしく穢らわしい終わり方だった。
アイドルという天空の存在だと思っていたものが、地面に落ちて血や肉や体液を汚く撒き散らした死体を見た気分だった。
そして相変わらず続くメンバー不在のリスニングパーティー。コラボカフェ。AIシンゴ。
商品のないコンビニ、空回る自転車のペダル、そういうもので誤魔化されている気分だった。
2025年4月 半分論発売
そして、村上信五が本を出した。
それまでもケーキの寄付とか、ぶどうの新品種開発とか、AIの開発とか、全体的に「うわ…」となるような仕事は多かったが、なんとか目に入らないように、文句を言わないように頑張っていた。
しかし、本の発売だけはなんというか、私の中で許せなかった。
この嫌悪感を言語化できないのが悔しい。
嫌悪感を確かめるために一周回って本を買おうかと思ったレベルだ。さすがに粘着アンチムーブすぎるので、やめといた。まぁこのブログを書いている時点で、綺麗なオタクでいようという努力は無駄になったのだが。
友人によると「相変わらず中身はない。道徳の教科書かと思った」とのことだったので、納得した。
そう、村上さんの発言は総じて中身がないわりに偉そうなんだと思う。だからこそ、「本」というもので自身の哲学を語っていることは、中身がない話を延々と高説垂れていることの象徴に思えて、許せなかったのかもしれない。
そもそもアイドルの言語化された思想に興味はない。
出版社が幻冬舎であることも、最悪だった。
村上さんは一度幻冬舎から出ている芳村思風の哲学書を読んでいると話したことをきっかけに、幻冬舎の雑誌のインタビューを受けていたことがある。
その時の編集長は、普段哲学書を読まないであろうアイドルのファンに読んでもらえることが嬉しいと話していたが、それも引っかかっていた。
若い女が哲学なんて興味ないだろ。アイドルが読んでいたら読むんだろうけど(笑)
という見下しが透けて見えた。
村上さんの周りって、こういうおじさんが多いんだろうなと思った。
関ジャムのスタッフも、アイドルを見下すような発言をしていた。劇団ひとりやマツコ・デラックスなんかの、斜にかまえたおじさんに受けが良いのもそういうことなのだろう。
若い女やアイドルを見下しているジジイに「君はアイドルらしくないね。他のアイドルとは違うね」なんて言われてチヤホヤされるのが気持ちいいんだろうなと思った。
頑なに男eighterにこだわるのも、一時期男にしかファンサしなかったのも、オタクに本気で嫌そうな表情を見せることがあるのも、老齢のファンに感激するのも、全部繋がってるんだろうなと。
彼の中で「若い女」なんていうくだらない存在に認められることに価値はなく、男や目上の存在に認められてこそだという価値観が一貫していると考えると、今までの言動に妙に納得した。
モヤモヤをかき消すように、色んな現場の予定を詰めた。
その中には、村上さんのソロ舞台もあった。
2025年6月 笑う門にはデジ来ル
行ったことを後悔した。そもそもここまで言ってるんだから行くなって話なんだけど、この時点では未だにあの頃好きだったヒナちゃんを期待していた。諦めきれていなかった。
しかし、内容は想像通りだった。
まずシンプルに面白くない。
いや、村上さんのトークが壊滅的に面白くないのは100も承知だ。村上信五にトークの面白さなど期待していない。
そもそもイフオアだってフリートークはクソつまらなかったし、何を見せられているのかよくわからない時間も長かったが、それでもディレクターが有能だった。制作が機能していた。マトモにチケットの抽選と販売をやってくれるジャニーズ事務所が、こんなにもありがたい存在だと思わなかった。
しかしこのイベントは、企画も面白くないし、何よりチケット販売の手際が悪い。運営はオタクにキレてるし、オタクは運営にキレてるし、盲目オタは運営を擁護している。
これで金取るのは正気か?と思った。
我々オタクが「顔さえ見れればいい」ということはあるが、アイドル側が、制作側がそこにあぐらを掻くのは違うだろ。
その上、相変わらず公演時間は短かった。90分で9000円だ。
イフオアが90分でも許されたのは、チケット代が5500円だったからだ。
普通にライブ並みのチケット代をとっておいて、小学生の発表会みたいなショボいAIを90分見せられて、マジで私は何しにきたんだと思った。新幹線で遠征したのは私の責任だが、それでも移動に3万円近くかかったと思うと腹が立つ。
余談だが、私服でマルジェラ着てるの見て、「あ、これ絶対ヒナちゃんの趣味じゃないな」と思って萎えた。お前はマルジェラを自分で選ぶ男じゃないだろ。
相変わらず自我がねえなぁとも思った。
一方、丸山さんの髪が少しずつ伸びてきていて、丸山さんに関しては相変わらず顔が好きだった。
絶対に筋トレが向いている体格なのに筋トレしないままよく分からないピラティスなどで誤魔化してぶよぶよしたままなのもよく分からなかったが、顔は良かった。
そう、私は現金な女である。
大倉さんと村上さんには興味が完全になくなっていたが、横山さん、安田さん、丸山さんとギリ過半数は好きだった。村上さんのことも嫌いというほどじゃなかったから、横山さんと絡んでいれば見た。
だから、まだグループから降りることはなかった。
2025年10月 村上信五 結婚
2025年10月、村上信五が結婚した。
アイドルが結婚すると、
結婚するのはいいけど、○○なのが嫌。
というオタクが必ずいる。
しかし私は、結婚すること自体がそもそも許せない。
これを恋愛感情から来る嫉妬だと思っている人がいるが、そう思われるのは癪なので一応説明を試みる。
そもそも、アイドルにおいて結婚=ファンの減少なのだ。
夢を売るのがアイドルなんだから、たとえ恋人がいようが、セフレがいようが、同棲してようが、オタクから見えなければ関係ない。
しかし、結婚はなぜか公式に発表する必要がある。その文化自体もかなり謎だが、それは話が逸れるので一旦置いておこう。
丸坊主にするとか、激太りするとか、不適切な発言をするとか、その並びに「結婚」というものは存在する。
だから自身であえてそのファンが激減することが分かっている選択を行う時点で、アイドルとして自殺したも同然なのだ。
だから、誰がなんと言おうと、結婚=アイドルの死だ。
死に様が美しいとか醜いとかの違いはあるが、死んだことに変わりはない。
それで言うと、大倉さんは美しいとは言わないが、まぁ他のアイドルや村上さんに比べれば、醜くない死に方だったなと思った。
あと正直昔から大倉さんはタイプじゃなさすぎて、推したことがなかったので、どこか他人事感もあり、「ご冥福をお祈りします」という程度の気持ちだった。
村上さんに関して言うと、言いたいことが山ほどある。
武道館の当落後、御堂筋ランウェイと厳島水中花火大会の直前というタイミングも救いのないバカだが、それを余裕で上回ったのが結婚発表の文章だ。
文面にメンバーの名前を全部入れてるところで「キッッッショ」ってなった。普通にちゃんと声出た。
私の感覚がおかしいのかと思ったが、鍵垢でもボロクソ言われてたし、リア友も普通に「あの気持ちの悪い発表文は何?」と言ってたので、安心した。
それを村上担が持て囃してるのを見て、更に絶句した。コイツにはもうこういうファンしか残ってないのかと思った。
そのあと経済クンのアカウントが「結婚おめでとうございます」とツイートしているのを見て、しかも他の著名人が結婚に触れたツイートをご丁寧にリツイートまでしてるのを見て、「やっぱりな」と思った。
この番組きっかけで降りた身としては、もはや伏線回収みたいな気持ちよさがある。そういうやつだってことは薄々分かってたよ、的な。そっとミュート&ブロックした。
結婚はアイドルの死だが、ギリギリ許せるラインとして、何事もなかったかのように扱うというものがある。
オタクは「恋人いてもいいから絶対隠せ」とよく言うが、まさにそれだ。
結婚の前後も平常通り仕事して、一切触れるな。それが唯一のギリギリ正解である。
それで言うと、大倉さんは「平常通り仕事して」の部分は最悪だったが、隠し方はスマートだったと思う。
トークルームという生活リズムがかなりバレる場面でも、よく隠していたと思う。
村上さんは、その後テレビ番組でも結婚に触れているようだった。
そういえば大倉さんが結婚した時も、大倉さん本人ですら一切触れないのに、「遭遇したファンからおめでとうと伝えてくれと言われた」と言っていて、キモッと思ったのを思い出した。
大倉さんの結婚で、他のメンバーはわりと正解の動きをしたと思う。株が下がったのは村上さんくらいだ。だから余計に目立った。
根底に「そろそろ結婚しても許してくれるやろ」という甘えが透けて見えて、最悪だった。
結婚は拒絶されるものだと分かった上で、それでも家庭を選び取るなら、もう仕方ない。
しかしその認識すら甘い感じが、相変わらずオタクのことを舐めてるんだなと思った。下に見てるのをひしひしと感じた。リアルに苦虫を噛み潰したような顔になった。
「国立に立ちたい」と語っていたことも思い出した。
どういうプランでその発言をしたのか、一ミリも理解できず、とりあえず困惑した。
百歩譲って大倉さんの結婚は村上さんにとって他人事だとして、村上さん本人が結婚することが恐らく決まっていたにも関わらず、一体どこをどうやったら10万人のキャパの会場を埋められるという想定になったのか、本当に内訳を教えて欲しい。
やはり芯がないというか、一貫性がないというか、具体的なプランもなく、ただ耳障りの良い、ファンが喜びそうなこと、横山さんが喜びそうなことを適当に並べているだけの上っ面の発言。
だから村上さんの話って面白くないんだなと思った。筋もなければ中身もなく脳もない。
別に中身のない自体はアイドルとして悪くないというか、むしろ空っぽのアイドルなんて魅力的だと思う。あと知的なアイドルも、私自身はタイプではないが、魅力的ではあると思う。大倉さんとかがそれだ。
村上さんはそのどちらでもない。元々空っぽのくせに、中途半端にその空っぽを知識で埋めたがる。
自己啓発本を読む前に、まず小説でも読んで情緒を育ててはどうかというのは村上担時代も思っていたが、もういい。頼むから他のメンバーをその軽率な発言に巻き込むな。
レコメン時代にゲッターズ飯田から何度も不謹慎な発言で炎上するのではないかと心配されていたことを思い出した。そういうことか。
2025年11月 THE BASS DAY
そして、THE BASS DAYに行った。
直前で丸山さんの顔面に関するツイートがバズっていたから期待していったが、相変わらず服はダボダボ、顔はパンパン、髪も短く戻っていて、どうでもよくなった。
もうカッコいいと思えなくなった丸山さんを眺めながら、エイトから降りようと心に決めた。
まぁそんなこんなで、大倉さんと丸山さんはどうでもよく、村上さんのことはとんでもなく嫌いになった。
2025年 武道館
最後に追い打ちをかけたのは、武道館である。
厳密には村上さんの結婚とは時系列が逆だが、エイトを降りた最終的なきっかけという意味で最後に語らせて欲しい。
今までも、2019年のホールツアーや、2022年の8BEATのアリーナツアーで降りたオタクは見たことがあったが、キャパが小さすぎるから降りるという意味をあまり理解していなかった。
でも、今なら分かる。
キャパが小さいこと自体、自分が落選したこと自体は、あくまで「きっかけ」であり、原因ではない。
少しずつ「あ、オタクのこと考えていないんだな」という不満が溜まってきた時に、自分がライブに行けないという事実が来ると、「もう私はお呼びじゃないんだな」という気持ちになる。
度重なる結婚、明らかな仕事量のセーブ、そしてキャパの少なすぎる会場でのライブ。
オタクに会う気がない。リハをする気がない。しんどいことはやりたくない。ゆるゆるとグループを続けて、仕事と家庭をのんびり両立できたらなという呑気な態度が滲み出ている。ファンクラブの会費をなんだと思ってるんだ?
あと、また平日。
これに関しては手配が遅かったというより、武道館のキャパが狭いことから敢えてなのかもしれないが、敢えてだとしたら頭が悪すぎる。
「武道館」なんて称号はどうでもいい。
どう考えたって東京ドームで金土日3日間公演した方が、たくさんのオタクを満足させられるのだ。
どうしても武道館がやりたいなら、武道館3日+ドーム2日など、やりようはいくらでもあっただろう。
村上さんが国立以外に、Kアリーナもやりたいと言っていたことを思い出した。Kアリーナの評判の悪さは有名だが、その評判すら知らずにただ新しい会場でやりたいというだけで、その名前を出していることに辟易とした。
あるいは評判を知った上で言ってるなら、もっと救いようがない。
残念ながら私にも私の人生があるので、既婚者のやる気のないアイドルに渡す金や暇は一ミリもない。
おわりに アイドルのミドルエイジクライシス
正直、ヒナちゃんを好きになった当初「可哀想で可愛い子」と思って好きになったのが、良くなかったとは思っている。
私は勝手にアイドルにおけるミドルエイジクライシスと呼んでいるが、「可愛い」との折り合いの付け方は、アイドルにとって課題だと思う。
アイドルとして扱われること、
可愛いと言われること、
可哀想だと思われること、
見た目だけを褒められること、
それらのアイドルとしての消費のされ方は、人間として尊重されることと大きく乖離する場面がある。
若い頃はそれに気づかない、あるいはそれを無視できるだけの勢いがある。しかし、中年になってくると、徐々にそれに気づいていく、あるいはどうしても気持ちが着いて行かなくなるのだと思う。
見た目ではなく中身こそが本質なんだという言説に誤魔化され、老いという最大の武器の喪失を直視しないアイドルも増えてくる。いや、抗いきれないものだからこそ、敢えて無視する方が心の健康にとっては良いのかもしれない。
ただし、このミドルエイジクライシスに対し、それでもアイドルを続けたいという方向に落ち着くアイドルは美しい。若手アイドルよりも自覚的に人生をすり減らしている分、むしろそこから舞う削りカスは一層煌めいていると思う。
他人の人生を消費することがなんだ。私は世間がどう変わろうと、アイドルに人間性なんて求めてない。


