そーゆーとこツボなのさ

終日もう君に夢中

村上信五のダンスを語ろう ー「不安定」という魅力ー

If or...NEO、ドリームアイランド、関ジャム、この1週間に突然供給されたヒナちゃんのダンスダンスダンス。

ヒナちゃんのダンスを大好きな私としては、堪らなかったですねぇ。

もちろん青いイナズマのステップも最高だし、シンデレラガールはキラキラ可愛いし、koi-wazuraiは天使だし、ブリュレも久しぶりに見れたし、YSSBという普段関ジャニ∞のしなさそうなテイストの毒気のあるエロを見れたのも満足だし、ハイティーンブギは歌も良かったし、

 

何より、STRIPE BLUEが最高すぎました。

 

いやー、もう録画した関ジャム10回くらい見返したんですけど、本当ヒナちゃんのダンスって最高だなって。

よくオタクは語彙が消えがちですけど、私はあまりにも良いものを見ると語彙が降ってきがちなんですよね。語らずにはいられない。

 

というわけで、今回の記事ではヒナちゃんのダンスにどんな特徴があって、どうしてそんなにも私にとって魅力的なのかを考えたいと思います。

 

まず、私の考えるヒナちゃんのダンスの特徴は、関節(特に腰と首)の可動域が広い、重心の移動(特に上下の移動)が多い、そして何よりあのアンバランスですらある体型、この3点だと思います。

 

関節が柔らかいのはもちろん日々の柔軟の成果もあるとは思うのですが、やっぱり生まれつきの個人差的なものも大きいのかなと。

特に一般的に女性の方が柔らかいとされる股関節や骨盤の可動域が広いのと、首の筋肉がしっかりしているせいか首の動く範囲が広いというのを感じます。

私も少しダンスを習っていたことがありますが、首のアイソレーションってめっちゃ普段使わない筋力を使うんですよね。

これはJUKEBOXやジャムのsorry sorry loveのサビや、Excite!!のHeavenly Psychoの「そこに僕の姿がなくても世界は簡単に回った」とか、STRIPE BLUEの丸山さんパート「貝殻の裏側にイニシャルを〜」の部分を見ていただけると、ヒナちゃんの首と腰の柔らかさがわかると思います。

 

私、上に書いたHeavenly Psychoのダンスが大好きなんですけど、マルチアングルで同じ振りをしている横山さんや内くんのダンスを見ていると、ヒナちゃんだけ特に上下に跳ねるような動きが多いことに気づくんですよね。

STRIPE BLUEの特にイントロで丸山さんのダンスと比べたりしながら、ヒナちゃんって重心の移動が激しいんだなってことを感じました。

これ多分一般的に重心は安定している方が良いんだと思います。

特に丸山さんのダンスは重心が安定していてドラマチックで色気のある成人男性の魅力の詰まったダンスを感じます。

ヒナちゃんは重心が動きやすい分、長い腕に振られて上半身の振りが激しいダンスでは不安定になりやすいという部分もあります。

でも、欠点ばかりではないどころか、むしろそれがヒナちゃんのダンスの大きな魅力につながっていると思います。

 

基本的に上下の動きが多いというのは「幼い・元気・可愛い」といった印象を与えます。アイドルダンスとしてはそういった要素はかなりプラスに働くんですよ。

またヒナちゃんは、手脚は長いものの身長はそんなに高くないし、小柄な男性という感じだと思うんです。でも、重心が激しく動くことによってこじんまりしたダンスにならずに華やかさが出るのかなと。

そしてさっき重心が安定しないと不安定な印象を与えるということを少し言いましたが、それに加えて関節が柔らかいことで女性的で色っぽいと言った要素も出てくると思うんです。

 

つまり、これら二つの要素によってヒナちゃんのダンスは他にはない可愛さ、色気、儚さ、脆さ、人を惹きつけるような不安定性を手に入れているわけです。

 

もちろん、ただ重心が安定していなくて体がくねくねしているだけでは意味がありません。

ヒナちゃんの運動神経と鍛え上げられた体幹、正確に振り付けを覚えるという基礎があって、そこに彼にしかない独自の要素が足されることで、ナンバーワンではなくともオンリーワンになれるだけの魅力が出てきているというわけです。

 

といった、どこか不安定な色気を醸し出すヒナちゃんのダンス、それを運動神経や体幹、ダンスの正確性のさらに下、基礎の基礎、土台として支えているのがヒナちゃんの体型です。

 

ヒナちゃんの体型は知っての通り、と言いたいところなんですが、せっかくなので語っておきますね。

 

・華奢な肩幅

・長い腕

・薄い胸板

・細い腰

・短すぎる胴体

・丸みのある臀部

・細いながらも適度に肉付きのあるバランスのとれた長い脚

 

つまり、ヒナちゃんの体というのは上半身が成長を止めたような小さな作りになっているにも関わらず、下半身はしっかりと大人の色気を持つパーフェクトボディなんですよ。

これが組み合わさることによって、全体としてはやはりアンバランスで不安定な魅力につながっていくわけです。

 

ということは、先ほど挙げたヒナちゃんのダンスが与える印象と、ヒナちゃんの体型が与える印象というのは、かなりの部分合致したものになります。つまりそうした印象が強調されるわけですね。

 

まとめ

ヒナちゃんのダンスは、

土台:成熟と未成熟の混じり合った華奢でアンバランスな体型

基礎:運動神経、体幹、ダンスの再現力

特徴:可動域の広い関節と重心の移動がもたらす不安定感と未成熟さ

これらによって、女性的になったり、中性的になったり、子供っぽく見えたり色気が出たりと不安定な魅力が生み出されるわけです。

これまで私は「不安定」という言葉を何度も使ってきて、しっかりと理解してくださっている方なら分かると思いますが、ある場合において、それはプラスの意味を持ちます。

だいたい人間なんて綺麗すぎるものには案外興味がなかったりするんですよ。どこか欠落しているとか、未熟だとか、そういう部分を見つけてしまった時に、完璧なものを見たときよりも酷く惹きつけられることがあるんです。

もちろん完璧なものというのもそれなりに魅力的で人を惹きつけますが、不安定なものが人間の心を惹きつける能力というのは、時々恐ろしいほどに強大になると思ってます。

私は、そんな狂おしいヒナちゃんの魅力に取り憑かれた一人です。