そーゆーとこツボなのさ

終日もう君に夢中

村上信五の思考は超絶面白いと思う

昨日放送された8時だJを見てて、ほんとに安田さんって面白いなぁと思ったんですよ。


で、安田さんって天然と言われてますけど、天然キャラと言えば村上さんも相当なもの。


http://kibi.hatenablog.com/entry/2017/07/27/212614

この記事にも書いたのですが、ヤスヒナの天然って種類が違うと思う。


安田さんの天然は一言で言うとクレイジーだし、私たちの考える世界とは1メートル世界線がズレてる感じなんですよねぇ。

そもそも思考する場所が違う、みたいな?

あとは考えてることに日本語が追いついてないって感じもします。

悪いのは安田さんではなく日本語なのでは?と思ってしまう感じで、伝えたいことはあるのにそれは日本語という枠を超えてしまってるからイマイチ伝わりきらず「ヤスは変」と言われてしまうようなイメージ。


ヒナちゃんは一言で言うとファンタジスタ。安田さんは思考する場所が普通の人とは違ったけど、ヒナちゃんは変換装置がなかなかファンタジック。

普通の人と同じ情報を受け取っても、そこから変換する際におかしなことになることがあるイメージです。

そんでもってヒナちゃんってその変換のスピードが他の人に比べてめちゃくちゃ速いんですね。だから話してる人の言ったことを短く・分かりやすく言い換える能力があって、それが今のヒナちゃんのMCに繋がってる、みたいな。

普段はその変換装置はとても優秀なので役に立ってるんですけど、時々回路がショートカットされすぎて意味不明な発言が出てくる、または変換装置がなぜか急に働かなくなってアホになる、ってのがヒナちゃんの天然だと思います

ついでにヒナちゃんは相手の意見を変換するのは上手だけど、自らの意見をアウトプットするのが苦手、もしくは咄嗟には出来ない、って感じなんですよねー。


図式化すると


相手の発言・質問(インプット) ー①情報処理ー 自分の思考 ー②言語化ー 自分の発言(アウトプット)


っていう流れがあるとして、①での情報処理が素早すぎる代わりに時々変になるのがヒナちゃん、②での処理が上手く言ってないのが安田さんだと思います。

普通の人間は基本的に②の段階で思考の段階では鋭すぎる言葉をオブラートに包むという作業をすることが多いのですが、安田さんはその作業が欠けてることも多いような。

逆にヒナちゃんは①の段階で上手く変換できなかったものをなんとか体裁整えようとして②のところでオブラートに包みすぎて言いたいことがよく分からなくなってるパターンも見ます。


<具体例>

・英会話伝言ゲーム

これはヒナちゃんの①の工程がパンク起こしてる例の一番分かりやすいものだと思います。

横山さんの場合は、聞こえてきたよく分からないカタカナを①の情報処理の段階でほとんど加工せずにそのまま発声するので意味はわからなくても伝言はできる、っていうパターンだと思います。

ていうかほとんどの場合、聞きなれない外国語については一旦情報処理を諦めるこのパターンで考える人の方が多いと思う。

でもヒナちゃんは聞こえてきたよく分からないカタカナを①の情報処理で全て聞きなれた単語へと変換しちゃうんですね。

アヤックスの団体さん」とか「ワイワイパニック」とか迷言連発なわけで。

しかもこの自分の変換した情報を元にさらに変換作業を加えて連想ゲームがごとく日本語訳を考えていくのでなかなかクレイジーな答えが出てくるんだと思います。


・ファンタジックな登場人物

これは主にレコメンでの発言なのですが、桐山くんの家の浴室乾燥機が風が弱すぎておそらく壊れたのではないかという話からヒナちゃんが「小さいおっちゃんが上でふぅふぅ吹いてるんちゃう?」とか

「良いことがある前は良い匂いがする」とか

なかなかファンタジックな発言が目立つヒナちゃんですが、これも①の工程での変換が他の人間とは違うのが原因だと思います。


多分一般的な人間の場合

浴室乾燥機の風が弱い→何かしらの故障かもしれない

という思考になることが多いと思うのですが、なんとなくヒナちゃんって「1+1はもしかしたら3かもしれない」みたいな発想が結構多い気がします。

上の2つの発言に関しては半分くらいはボケも含まれてると思いますが、そのどこからかやってくる+1はヒナちゃんの①での情報処理過程において勝手に加えられてしまうのかもなぁと。


・あだ名など

「ニューテレ」「うにょうにょ」「ぎゅっ」「コスピー」「ばかりさん」

など既存のものにちょっと独特な呼び方をつけることが多い気がします。

一応左からニューテレス(会社名)、〜、ー、ブラマヨ小杉竜一、バカリズム、のことなのですが、基本的には「テレス」「波線」「棒線(or伸ばし棒)」「小杉(さん)」「バカリズム(さん)」と呼ばれることが一般的だと思います。

この場合は入ってきた情報をアウトプットする②のところで独特の変換過程が挟まれてる気がします。


あと私がうっすら思ってるのは、ヒナちゃんって上の処理みたいに1+1にさらに自分で1を加えて3にするのは得意なのですが、0から1を生み出すタイプの作業は苦手な気がします。

出来ないってわけじゃないけどかなり時間がかかる、みたいな。

特に苦手そうだなと思ってるのが早押しクイズ。

質問に対して面白い答えや妥当な答えを生み出す時に時間がかかって結局ボタンを押さずに終わってしまった、みたいなシーンをオールスター感謝祭とか27時間テレビとか8時だJなどで見ました。

これが逆に村スポとかの企画であったみたいに、質問に対してゲストが出した答えについて面白いツッコミをするみたいなことは得意なんですよね。

だからこそMCに向いてるんだと思うのですが。


・曰く「ミス」

ヒナちゃんの天然といえば特に多いのが

こぼした・ぶつかった系

多分ヒナちゃんの認識って普通の人よりざっくりなんだと思います。

普通の人は「コーヒーを手に持ってるから机に置いてからカバンの中の台本を取り出そう」ってなるところを、「台本を取り出そう」って簡略化して変換されるため、コーヒーをカバンに流し込むなんていう事態が発生するのかなと。

他にも普通は「ソースを取って蓋を開けてたこ焼きにかけよう」ってなるところが「ソースをかけよう」に処理されてしまって蓋が開いてないことに気づいてなかったり。


初めて目が見えるようになった人間は、あまりにも視覚から入ってくる情報量が多すぎてどこまでが「ヒト」で、どれが「風景」なのか分からなかった、という話を聞いたことがあります。

よく考えれば明確な輪郭なんかありませんからね。

しかし目、口、鼻、髪の毛、首…などなど様々な要素を複合して「ヒト」であると認識できるのが人間の脳です。

その処理がヒナちゃんの場合進み過ぎてるのかな?と思います。

「たこ焼きソースの入った蓋のついた容器」だと認識すべきところを「ソース」と処理してしまってるために天然、本人曰くミスが発生してるんじゃないかと。



<まとめ>

他人が見えてる世界がどんなものかなんて分からないですけど、それを考察するのは楽しいんですよねぇ。特に相手が好きな人の場合。

ヒナちゃんはあまりにも情報の変換装置の処理スピードが速いために時々誤作動を起こし、文章を生み出す作業に関するスピードが落ちてしまったって感じなんですかね。

 そういう理解しきれない部分が私にとってのヒナちゃんの魅力だったりします。

安田さんの天然は若干世界とズレてるところはあるにしろ、本人の中ではしっかり筋が通っていて完結しているように見えるのですが、ヒナちゃんの天然はヒナちゃん自身ですら驚いているように見えることがあります。

だから真相はきっとヒナちゃん含めて誰も分からないんでしょうね。