進むための別れ 〜イフオアに想いを馳せる〜
10年間続いたイフオアが一度幕を閉じる形になりましたね
実はこの記事、結構イフオア終わってすぐに書いたものなのでレコメンより前になります
まぁでも下書きしたのを投稿しないのもなんなので一応自分用メモとして投稿しておきます
イフオアⅨの時にはヒナちゃんが前向きに楽しそうにⅩやⅪの値段の話をしていたので来年もあるんだろうなと思っていましたが、Ⅹの時にカテコから来年の話が消えて何か隙間を埋めるように勢いよく喋ってるヒナちゃんの姿を見て
あぁ、今年で最後なんだな
と思いました
内容的にもオープニングやグッズでも10年間の集大成であることが分かってました
まさか本当に終わってしまうとは信じられなかったけど、虫の知らせだったのか今年は行けるだけ行かなきゃ後悔する、という焦燥感と不安感に駆られていました
全体の雰囲気から終わることを感じ取っていたのかもしれません
でも実際に終わってみると、なんとなく分かっていたのに受け入れられなくて悲しすぎて不思議と笑えてきました
なんだか生きる目的を失ったみたいで脱力してしまって、別に引退するわけじゃないのに
そこで自分の気持ちをツイートしつつ整理していたのですが、なんとなく分かってきたのでブログに綴ります
恐らくこの感情の原因は
イフオアが特別な場所すぎたこと
イフオアに行ったことがある方なら分かってもらえるかもしれませんがコンサートやテレビの村上信五とは全然別の人物なんです
村上信五が本当はどんな人物かなんて一ファンが語るのはおこがましいですけどここからは私の寝言だと思って聞いてください
ヒナちゃんってすごく不器用で寂しがり屋で自信がなくて内気で優しい人だと思うんです
でもきっとこれを言ったら大多数の"関ジャニ∞の村上信五"しか知らない人は首をかしげると思います
たまにメイキングなどでうっすらとその影をのぞかせることはあれどほとんどの場合そんな"ヒナちゃん"は巧妙に隠されていて気づかれることは少ないです
私はイフオアに行くまでは"ヒナちゃん"が村上信五の中身だなんて思ってました
(全部村上信五だろっていうのは置いといて)
でも自信がないヒナちゃんでも恐らく唯一自分を全肯定してくれる人だけが集まっている空間だと認識していたのがイフオアだったんだと思います
だからイフオアの村上信五はヒナちゃんより少し自信ありげであざとくて寂しがり屋のかまってちゃんでちょっぴりワガママだったんです
ちなみにそんなイフオアでの村上信五を私は「姫」とお呼びしてるんですけどね笑
姫が演じるキャラクターはどれも愛らしくて自信たっぷりで魅力的なんです
コンサートのどこか遠慮した大人しい押しの弱いヒナちゃんとも、それを隠すポジティブキングな村上くんとも、また違った人だと思わせるくらいに
私が悲しいのはそんな姫にお会いできる場がなくなってしまうこと
残念ながらコンサートでは姫に会えない
きっとヒナちゃんがカッコつけて、かわいこぶって、他のファンやメンバーに笑われることをとても怖がっているから
臆病なヒナちゃんの奥にいる姫はとても繊細で少しでも笑う人がいれば出てきてくれない気がする
イフオアという場であっても何でも笑う傾向の強い大阪のブリーゼよりは素直に観客が悲鳴を漏らす東京グローブ座の方が姫の出現確率が高いです
なんとなく姫って昔のJr.時代の村上信五くんの面影が濃く残っててアラフォーだとは思えなくて10代のようなピュアさが残ってるんですよ
もしそんな姫がコンサートにも現れてくれるなら私はイフオアが終わることを惜しみつつも見送れると思います
でもこれが姫とのお別れであるならいつまでもイフオアに執着してしまうに違いない
レコメンで「自分はいじられキャラだけどたまに嫌ないじられ方があってその対応をどうすればよいか」という内容の相談メールに対してヒナちゃんが漏らした「むずかしい…」という言葉がずっと心に引っかかっています
いじりの文化って特に大阪は強くて不快になることが多々あります
臆病なヒナちゃんがそんないじりに耐え続けるために"村上"という鎧を自ら手にしてヒナちゃんや姫を封印したんだと思うとやりきれません
関ジャニ∞の村上ではなくヒナちゃんが見れる場所が私には必要でした、今でも必要です
でもそんな場所の幕が閉じられました
それは私にとって姫の無期限活動休止が伝えられたような悲しみ
そんなヒナちゃんという部分を守ってきた"村上"も村上信五のファンなら好きになるべきなのかもしれません
でも私はいつもどこか鎧の隙間からヒナちゃんに会えやしないかと期待してしまう
そんな鎧を外してくれる場所が終わった
そういう悲しみだということが分かりました
信右衛門のストーリーのオープニング曲はアニマルマジックでエンディング曲は戦場のメリークリスマスですが、イフオアⅩのエンディングの曲は今です
27時間テレビのテーマソングで元々思い入れ深かった曲ではありますが、歌詞を改めて見て泣きそうになりました
いつまでもここに居たいんだけれど
旅立つ夢を見てしまったことが
あなたに祈りを捧げるよ
さよならまたいつか、会うまで
夢を見たから 夢の中から
手を伸ばし君の手のひら繋いだ
いつか目の前たどり着けたら
くだらないことで笑える頃かな
未来を作る今、今、今
なんて明るくて寂しい曲なんだろう、と
普段歌詞を聞かない私ですが改めて歌詞を見て心に深く刺さってきました
「いつまでもここに居たいけど旅立つ夢を見てしまった」という歌い出しからイフオアという場所を終わらせたヒナちゃんに重ねずにはいられない
しかもこの閉幕はヒナちゃんにとっては新しい仕事に繋がるかもしれないプラスな出来事なんですけど、それを「いつまでもここに居たい」と思ってくれてるかな?なんて考えたりして
重いファンですね笑
「さよなら、またいつか会うまで」
ヒナちゃんはいつか戻って来てくれると言っていますから、きっとまた姫に会えると信じてます
でも、本当のことを言うなら私は37歳の姫も38歳の姫もこの目に焼き付けたかった
東京オリンピックまでの2年間は短いようで私には長すぎる
2年の間に姫の姿は少なからず変わるだろうと思うとものすごく惜しい
「いつか目の前たどり着けたら、くだらないことで笑い合えるかな」
囲み取材でも東京オリンピックと紅白の司会を目指して、と言ってるのを聞いてやっぱりこれは始まりの終わりなんだな、って
高校を卒業して新しく大学生活がスタートする時のような終わりなんですよね
イフオアが3月という季節に終わることも含めて
そこにたどり着けたらまた戻ってきて笑い合えるんでしょうかね?
そんなことを書いてたら泣けてきましたわ笑
まだ今日まで泣いたことはなかったんですけど今結構うぐうぐなってます笑
門出の別れってどうしても祝福しないといけないような気がして、また違ったつらさがあります
それにしても本当にヒナちゃんって罪な人
こうやって私はまたヒナちゃんを理解してると思い込んで、ヒナちゃんには私が必要だと思い込まされて依存してしまう
本当はヒナちゃんに私なんて必要ないんですけど、まだ今はそう思い込ませてください
可愛い子に騙されるのも意外と悪くないので
千秋楽のちょっと前に「ヒナちゃんはダメ男製造機だ」っていうツイートをしたんですけどほんと、まんまと製造されてます笑
鎧で全て覆い隠してくれればいいのに、弱い部分を覗かせるから放っとけない、ズルイ
まだ今は姫の騎士として仕えさせてください
姫にはしばらく会えないかもしれないけど、また戻ってきてくれると信じてます