そーゆーとこツボなのさ

終日もう君に夢中

自担のドールを作る話 〜オーダー編①〜

前回の準備編https://t.co/VRBLge3wMzの続きです

 

土日月の3日間を使ってある程度オーダーする内容が決まり火曜日、「沼ってすぐのオタク特有の謎の行動力」を発揮してフルチョすることに

この日が休みだったのは運命だったのか…

 

まぁ沼に落ちるときは大概運命というか、ぽっかり休みができたり臨時収入が入ったりするもの、という経験則があったオタクは何も躊躇することなくボークス 日本橋店へ

 

前日までは楽しみだったのですが行きしなにセブンイレブンで参考資料をコピー後、電車に乗り込むと急に不安がやってきました

 

その内訳は「こんな性癖丸出しの資料を店員さんに説明するのか?ていうか表現が厨二臭くない?」という恥ずかしさ

 

ちなみにこの気持ちは最後まで私を付きまとうことになります…

 

実は20年近く大阪に住みながら日本橋に来たのは初めてで、ザ・大阪な雰囲気と中国人の多さに驚きながら黒門市場を横目にTakoyaki in my heartが頭の中で流れていました

 

そして歩くこと約10分、11時5分に到着

見えてきた青い看板のお店に入りエレベーターで7階の天使のすみかへ

 

1階ではフィギュアなどが売っていて11時開店ながらも結構多くの人で賑わっていました

 

7階について足を踏み入れると

 

シーン…

 

なんと、私以外に客がいない

 

フルチョが予約できないらしいということで混んでいたら嫌だなぁーと思い開店時間に来たのですが平日なら心配いらないかも

 

レジでは店員さん同士が喋っており、声はかけてくれたものの小心者だった私は一旦店内を一周 

 

ドールもところどころに飾られていますが、どちらかというとドールの衣服やパーツなどの専門店という印象

 

とりあえず勇気を出して店員さんに「フルチョイスしたいんですけど…」と切り出すと30後半くらいに見えるいかにもオタクな小太りの男性が対応してくれました

 

ここらへんで緊張はピークに

上手いこと声が出せなくて、元々声が通らないのもあるので静かな店内で良かった…

 

挙動不審だったからか初めてであることがバレていて

「初めてですよね?」

とDAさんに言われるまま頷き、インターネットで何度も見た注意を丁寧に説明していただき署名をしてスタート

 

署名の時、手がめっちゃ震えてました

(ちなみにオーダーシートをあとで見返すとふりがなの欄の一段上にある会員番号のところにふりがなを書いたことに気づきめちゃくちゃ恥ずかしかった)

 

ここからはオーダーの進行順にオーダーした内容を書いていきたいと思います

 

①サイズと性別の選択

こちらは迷うことなく当初の予定通りSDMの男の子を

 

②ヘッドの選択

インスタを見て4種類には絞ってきた旨を伝えると驚かれました

初心者の場合ヘッドの選択に時間がかかるお客さんが多いみたいでしたが、インスタで候補を絞っていたので体感としては5分ちょいで決められた気がする

 

頼んだヘッド4種類が机の上に、ウィッグもなければアイも入っていないドールが自分の前にズラーっと並べられると結構怖かったです

 

私のヘッドの条件はこちら

・目頭が丸い

・顔が短くない

・タレ目

 

しっかり調べてきただけあってDAさんにどの子もメイク次第で十分タレ目にはなりますよーと言われたので上の2つの条件を基に決定することに

 

ここで初めてドールに触れました

柔らかくはないのですがフィギュアとか石膏の感じとは違う

サラサラしていて硬いのに少し柔らかさを感じる

 

ちなみにヘッドの選択肢としては

・SDM_F_41

他のヘッドに比べると、タレ目だが第一条件であった目頭が鋭くないという条件をクリアできてなかったのでパス

・SDM_F_37

目からアゴまでの距離が短く、比較的目の下の距離が長いヒナちゃんには幼すぎたのでパス

 

残り2種類で結構迷いました

 

・SDM_F_29

ネコ耳やエルフ耳がつけられるのが魅力だったし正直29でも問題なかったと思う

(もし2体目をお迎えするのであれば29で作ってみたい…)

目頭の丸さで言うとこっちの方が良かった気もする

 

・SDM_F_43

これが出された瞬間可愛かった

アイもウィッグもつけてないのに可愛い

しかもミディにしては大人っぽい顔立ち

それでいてめちゃくちゃタレ目

目頭も丸い

 

目頭のところで迷いましたが43は開口タイプということで少し開いた唇に隙間があって歯を描き込んでもらえる

 

唇のイメージとしては隙のあるキスが奪えそうな感じを目指していたし何よりヒナちゃんのゆるく開いた口の中に見えるウサギのような大きな前歯が大好物なので43に決定

 

この頃には素のヘッドに対する怖さは消えて可愛い…と思ってたので沼はすぐそこ

 

②アイの選択

店頭で見せてもらったアイがwikiで事前にチェックしていたよりもかなり少なく何より灰紫がなかった…

 

紫系は青紫の一色で茶系も金茶Bのみ

 

初めにDAさんが金茶Bの18ミリと18/9をつけてくださったが私の中で16ミリなのは決定している

 

「小さい方がいいかなぁー…、16つけてもらっていいですか?」

 

そんなわけで最終的に16ミリの青紫と金茶Bを片目ずつにつけてもらう

青紫も結構可愛かったんですけど金茶Bがめちゃくちゃハマってたんです

 

まだ素のヘッドに眼球をつけただけなのにこれがすっごい可愛い

 

というわけでアイは金茶Bの16ミリに

ちなみに16ミリでもかなり黒目がちだったのでもう少し小さいサイズがあったらそっちを選ぶレベルでした

 

ヒナちゃんって黒目がそれほど大きいわけじゃない(いや、ドール比ね、そりゃ大きいよ)のにまぶたが黒目にかかってるから可愛らしい優しい印象になるのが素敵ですよね

 

取り付けをしてもらうか、自分でするかという選択肢があり取り付けも無料だったのですが、「左目は少し内斜視」というこだわりがあったのと、灰紫に未練があったので自分で取り付けることに

 

DAさんが瞳パテという手でこねる粘着剤でアイの取り付けをしていましたが、あれなら自分でできそうだな、という感じ

 

取り付けをお願いするとグルーガンでガチガチに固定されるのでDAさんも口には出していませんでしたが自分で取り付けることをオススメしているような感じでした

 

③まつげ

目頭から目尻まで長さの変わらないタイプ、もしくは目尻が長いタイプの2択でした

目尻の長いタイプの中にさらにボリュームタイプ、ロングタイプ、クロスタイプがあったのですがヒナちゃんは目尻が結構密なファサファサまつげだと分析していたので後者から選択することに

 

ボリュームタイプはあまりにもバサバサしすぎてミディには向かないと言われたのでロングかクロスの2種類から選びました

 

その2つはどちらも色はブラックとブラウンの2色展開で、ブラックにする気はなかったのでブラウン

ちなみに前者だと奇抜な色もたくさんありました

 

ロングタイプとクロスタイプを装着したドールの写真を見比べても違いがわからず、正直どっちでも良かったので迷いましたがまつげは長さより量というのは決めていたのでクロスタイプに

 

まつげの取り付けをお願いすると外付けと内付けを選ぶことになります

 

外付けの方がパチっとして明るい感じに、内付けだと大人しめになると聞いて、ヒナちゃんのハイライトの入った目を再現する外付けも捨てがたかった…

しかし、全体イメージが準備編にも書いた通りパーソンさんの白シャツヒナちゃんだったのと元々まつげは伏せ気味を目指していたこと、それに加えてDAさんがクロスタイプにするなら内付けの方が自然というアドバイスもあって内付けを選びました

 

 

④ウィッグ

これがとにかくショートヘアが少ない

ヒナちゃんにかろうじて付けれそうな短いウィッグが2種類しかなかったのでそこから選ぶことに

 

アシメシャギーとクールシャギーで迷ってアシメの方はおぼっちゃん感が強かったのでクールシャギーにすることに

 

ちょっと昔のヒナちゃんっぽい感じ

 

色は最初にウェブで目をつけていたブラウンゴールドを最初につけてもらったのですが思っていたよりも明るい…

 

ヒナちゃんの髪色だと暗髪が好きなのでナチュラルとリッチブラウンも出してもらいました

 

ナチュラルはほぼ黒髪だったので却下

 

しかしリッチブラウンがドンピシャ

少しピンクっぽい暗い色のブラウンでまさにヒナちゃんって感じの髪色でした

 

しかもフルチョ限定だったので迷いなくリッチブラウンのクールシャギーショートに決定しました

 

ここまで結構悩まずに決めれたと思っていたのですが気がついたら30分以上

 

当たり前なのですが、時間に余裕を持って来店することをオススメします

あと天使のすみかは電話予約できないと聞いていたのですが店舗には予約推奨とされていました

私は平日の11時に行けたので問題なかったですが、時間に余裕のない方、店舗が遠い方は電話で予約できるか確認してみるのも手だと思います

 

⑤腕パーツの選択

普通のものと筋肉質なものと2種類あったので実際に実物を見せてもらうことに

筋肉質タイプと言っても筋肉が再現されているのは肘から下だけで二の腕はぷにぷにしていてまさにヒナちゃんだ!と思ったので筋肉質な方にしてもらいました

 

⑥脚パーツの選択

準備の時点で男の子ボディだとすわりっこが選べないと勘違いしていた私

店員さんの説明を流し聞きしつつこれはまぁ予定通り普通の長さでいいかなーと思っているとナチュラルにすわりっこの説明が始まる

 

すわりっこ選べんの!?

 

となった私は迷うことなく

「すわりっこで」

と注文しました

 

あと普通およびロング脚の二重関節構造がドールに慣れていない私的には曲がり方がちょっと怖かった…

 

「男の子でもすわりっこ脚だとポージングの幅が広がるのでいいですよー」と言われたが私はポージングなぞどうでもよかった

 

ヒナちゃんに女の子座りをさせるんや

 

⑦手のパーツの選択

10種類くらいあって全て出してもらったのですがDAさんはフルチョ限定をオススメしていました

というかDAさんは基本ずっとフルチョ限定をオススメしてくれてます

(フルチョ限定のパーツはオクで高く売れるそうな…)

 

11番がひとつだけ筋が描かれていてスッキリした指先だったのでヒナちゃんといえば長く細い指先だろう、ということで、しかもDAさんからも使い勝手が良くてオススメかつフルチョ限定と言われたのでこちらもほとんど迷うことなく決定

 

⑧テンションの具合

こちらもきつめにするとゴムの寿命縮むって言うし普通でいいかなと思っていたのだが

「ゴムの寿命は年単位ですのであまり気にしなくて大丈夫なので基本的にはゆるめはちょっと…、ポージングさせたいならきつめがオススメです」

というDAさんの話を聞いて少し迷った

 

でも結構ポージング変えて遊ぶやろうなぁーと思ったのでなんだかんだ言って普通にすることに

 

⑨足の形の選択

下駄足にする気はなかったのですが店員さんに下駄足でも問題なく普通の靴を履けると言われて少しだけ迷いました

 

しかし裸足を綺麗に見せたいという願望があったので予定通り普通足に

 

取り替えも簡単なので足は後から別パーツを買っても大丈夫だそうです

 

⑩オプションの選択

オプションは追加料金がかかりますが普通に頼むよりは割安らしいです

しかしお金がないのでDAさんの説明を流し聞きしながらお目当てのお迎えドレスの説明が出るまで待っていました

 

こんな言い草ですが私が一度ハマったらとことん調べるタイプであったため説明を流し聞きしていただけで初心者でもフルチョに挑戦できるくらいしっかり説明してくださるので安心だと思います

 

さて、お迎えドレス

4種類あって女の子用と男の子用の7000円くらい?のドレスセット(これでもドールの衣装にしてはかなり安い)、もしくは女の子用のショーツとキャミソールの下着セット1000円、男の子用のトランクスとTシャツの下着セット700円がありました

 

ドレスセットの男の子用が売り切れていたのですが私のお目当ては女の子用の下着セット

 

ですが今作っているのはヒナちゃんでもちろん男の子、店員さんも

「男の子用のドレスは売り切れてるんですよねー…、男の子用の下着セット、トランクスなんかはほとんど販売されてないので買うなら買っておいた方がいいですよ」

って感じでまさか目の前の女が男の子のドールに女の子用の下着を着せようと目論んでいることなどつゆ知らず

「どうされます?」

完全に男の子用の下着を買うか買わないかで質問され性癖を告白する勇気のなかった私は

「やめときます」

と答えることになるわけです

 

店員さんがこれにするやろ?と決めかかってくるタイプの方だったのが少し不満でした

まぁわりと意見が言えるタイプの人間な私としてはそれほど問題はなかったのですが

 

しかし白のシンプルなレースのキャミソールと下着セットをヒナちゃんに着せるという願望が心を掴んで離さず、また、この機会を逃せば1000円で下着を買えることなんてほとんどないだろうしヒナちゃんのドールを真っ裸で放置することになりそうだったので頭を悩ますことになりました

 

あと、パーティングライン消しと全身コーティングとキップスの取り付けがオプションメニューにあったのですが全身コーティングはドールを頻繁に動かす人だと関節の部分が擦れて日焼けや黄変がムラになると聞いていたためなしに

 

キップスというのは関節を固定しやすくなる補助をする薄い円形の皮のパーツのことで内部に取り付けるのですがショートヘアだと頭と首の間のキップスが見えやすいと聞いていたためつける理由はありませんでした

店員さんもそんなにオススメはしない感じ

 

迷ったのはパーティングライン消し

服を着せれば目立たないとは言われたのですが、服をすぐに買ってあげられる余裕がないので迷いました

 

でもパーティングラインの残り方は個体差がありほとんど目立たない子もいること、後からでもドールを持ち込めばライン消しを頼めるというのが決め手でオプションは結局なしに

 

あと私は手先が小器用なので最悪道具を揃えれば自分で出来るかな?と

それほど難しいものではなく時間と根気があれば頼まなくてもできる作業のようです

 

もちろん綺麗に仕上げたいならプロに注文する方がいいと思います

 

いよいよ顔の印象を決めるメイクのオーダーへ…

 

と言いたいところなのですが結構ここまでで長くなってしまったので一番長いメイク編もオーダー編②として一旦分けて書きたいと思います